【受検記】くるまマイスター検定2級/3級

未分類
この記事は約5分で読めます。

くるまマイスター検定という検定を受験しました。
受験したのは2017年で、2級と3級を受験し、ともに合格できました。
この検定の知名度は決して高くなく、どちらかというと「趣味」の色合いが強い検定です。
しかし、一部の自動車販売会社では取得を推奨されている検定でもあるようです。
私の経験を受験記として記載し、受験される方への参考になればと思い、振り返りをしてみます。

                 

くるまマイスター検定とは

くるまマイスター検定は、2014年から毎年開催されている「くるまの知識」を学べる”唯一”の検定試験です。自動車に関する知識を客観的に証明できる、一般社団法人 日本マイスター検定協会が主催する民間検定です。
受験にあたり必要な資格はありませんので、申し込みをすればどなたでも受験することが可能です。幅広い年齢層の方が受験しており、2017年の実績によると最年少合格者は6歳(3級)です。
この記事を書いている2019年の検定すでに終了しておりますが、2019年はオンライン試験のみ受験が可能でした。オンライン試験はインターネット環境があればPC/スマートフォンから受験できます。

なお、出題形式はすべて選択問題です。

検定には級があり、1~4級とジュニアでランクが分かれています。
1級が最難関となります。
※2017年は一般会場とCBTによる受験が選択でき、私はCBTを選択しました。

受験料は

受験料は表のとおりです。
2019年の情報になりますので、くるまマイスター検定の公式HPで確認してください。

1級 6,000円
2級 5,000円
3級 3,000円
3級プロ 3,000円
4級 2,000円
ジュニア 2,000円

合格すると

合格者カードの特典として、トヨタ博物館/日本自動車博物館などの自動車関連施設の割引を受けることができます。

勉強方法は

教材は「くるまマイスター検定公式ガイドブック」の一択です。これしかありません。
実際の試験問題はこのガイドブックに掲載されている内容から出題されますし、前年の過去問の掲載もあるので出題内容や傾向を知ることができます。
発行部数が少ないのか、売り切れていることも多いので受験予定の方は早めに入手することをおススメします。
私はガイドブックを3回読み、不足している知識を補いました。
そのあとに過去問を繰り返し行い、満点が取れるようにしました。
勉強期間は2週間ほどで、時間にすると15時間ほどでした。
私は国産メーカーや自動車の用語はある程度知識を持っていましたが、海外メーカーに関しての知識が乏しかったです。
そのため、海外メーカー関係と主要な車名を覚えました。

受験~結果まで

  • 2017年11月26日(日)
    私はCBTで2級と3級を併願し、3級→2級の順で受験しました。
    受験会場である北曜南浦和西口テストセンターへはテスト開始時間の30分前くらいに到着しました。建物の1階がコモディイイダというスーパーマーケットになっており、2階以降の階にはいろんなテナントや企業が入っている建物でした。
    テスト会場はこの建物の4階にあり、とても小さな会場でした。
    会場には、ほかのテスト受験者(MOSとかLPICとかのITベンダー試験)もいたため人口密度が高く、より一層狭く感じました。
    試験開始まではガイドブックを広げて最後の勉強しようと思ったのですが、そのような時間は確保できませんでした。会場の受付の人から受験者確認のための書類記入や身分証明書提示等の手続きをやったためです。
    あっという間に3級の試験開始の時間になり、「くるまマイスター検定を受験の方は入室してください」と案内されます。
    受験者は私を含めて10名ほどで、ぞろぞろと入室します。簡単な間仕切りがある長机に着席し、試験の説明を受けます。
    CBTの場合、目の前のPCモニタに問題が出題されるので、マウスを使い選択肢を「ポチポチ」とクリックします。試験開始直後は、備え付けの防音用のヘッドホンみたいなものを付けたのですが、煩わしくなったので5分後には取り外しました。

    3級は60分で100問をこなすため時間との勝負です。分からなかったり悩んだ問題はどんどん飛ばして、100問目までやります。そのあとに飛ばした問題を潰していきました。出題内容は公式ガイドブックからのものがほとんどで、ガイドブックの中でトピックスになっている言葉や太文字の用語が多かったです。
    悩んだ問題は10問くらいで、10分くらい時間が余りました。
    試験が終わったら「終了」ボタンをクリックします。
    私はCCNAやLPICを受験したことがありますが、これらの試験の場合は「終了」ボタンを押すとすぐに結果が分かりました。この検定では回答終了後の試験結果は表示されません。若干モヤモヤしながら、挙手をして試験官に引き続き2級を受験する旨を伝えます。

    休憩なしで、すぐに2級の受験開始です。
    問題数は変わらず100問で、休憩なしということもあり、集中力との勝負でした。出題内容は変わらず公式ガイドブックからですが、3級より細かい内容が問われました。飛ばした問題が50問くらいあって、最後まで悩んだ問題が10問くらいありました。「4つの選択肢から2つまでは絞り込めるけれど、どちらだろうか」と迷いました。試験時間は60分をしっかり使い切りました。

    挙手を行って試験が終了したことを試験官に伝え、試験会場から退場します。
    受付ではくるまマイスター検定の受験者のみがもらえる”ファイル”と”紙の試験問題”をもらいその日は帰宅しました。

  • 2017年11月27日(月)
    試験の翌日、公式HPにて解答速報が発表されるので自己採点をしました。
    2級/3級ともに合格できる点数が取れたと思います。
    しかし正式発表があるまで安心はできません。

  • 2017年12月29日(金)
    年の瀬の12月29日、大掃除をしている最中のことでした。
    試験からおよそ1か月後、郵送にて日本マイスター協会から試験結果が送られてきました。日本マイスター協会と書かれた封筒を見た瞬間、結果の通知であることがすぐわかりました。
    少し厚みがある封筒を早速開封します。
    冒頭にも書きましたが結果はどちらも合格でした。
    合格証のカードも同封されていました。




    3級…86点


    2級…76点

    試験結果には詳細情報(どの問題が不正解だったか)は載っていません。
    とはいえ、自己採点の点数と一致していたので不正解は分かりました。
    ひとまず合格できて良かったです。

感想

くるまマイスター検定は知名度が低く受験者数が少ないため、試験に関しての情報が決して多いとは言えません。
教材も公式ガイドブックのみで過去問も入手できる問題数が少ないです。
しかし、ガイドブックをしっかり読み、過去問をやり込みすれば合格できました。
興味のある方はぜひ受験してみてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました