Hyper-VにKali Linuxをインストールする

Linux
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Kali LinuxというLinuxのディストリビューションがあります。
Windows10のHyper-Vにインストールしてみました。

                 

実行環境

HYPER-Vの有効化

  1. Windows10 Proではデフォルトの状態でHYPER-V有効になっていません。
    「Windows の機能の有効化または無効化」からHYPER-Vを有効化します。

  2. コントロールパネルを開く
    表示方法が「カテゴリ」になっていることを確認し、「プログラム」をクリックします。


  3. Windowsの機能の有効化または無効化を開く


  4. HYPER-Vを有効にする
    一覧の中からHyper-Vにチェックを入れて、OKをクリックします。
  5. 再起動する

Kali Linuxのダウンロード

Kali Linuxの公式HPからディスクイメージ(.isoファイル)をダウンロードします。
今回は「Kali Linux 64-Bit」の Version 2019.4を使用しました。


ファイル名は、kali-linux-2019.4-amd64.iso でした。

Torrentでダウンロードしたほうが早いとの意見もありますが、普通にダウンロードしてもDL速度が遅いとは感じませんでした。

HYPER-Vにインストール

本題です。私はHYPER-Vの使用経験がほぼなかったのですが、Vmwareは使ったことがあります。そのせいでしょうか、あまり悩まずに作業できました。
過去にVmwareの経験がある人なら、操作性はあまり変わらないので感覚的に作業できると思います。

マシンの作成

Hyper-Vで仮想マシンを作成します。仮想マシンとはパソコンのことだと思ってください。

仮想マシンを作成する手順です。

















仮想マシンの作成は以上です。

仮想マシンの一覧の中に、作成した「kali linux」という名前のマシンが表示されました。

                 

Kali Linuxのインストール

  1. Kali Linuxをインストールするためのマシンを作成したので、次にOS(ディストリビューション)を仮想マシンにインストールします。

  2. 仮想マシンにインストールディスクをセット
    空のパソコンにOSをインストールするために、ディスク(.isoファイル)をセットします。

    仮想マシンを右クリックし、設定(B)をクリックします。


    DVDドライブの項目で、メディアをイメージファイル(I)にします。
    ダウンロードしたkali-linux-2019.4-amd64.iso をセットします。


    BIOSの項目から、スタートアップ順序を確認します。CDが一番上にあればOKです。
    初期はCDからのブートになっているはずです。


  3. 仮想マシンを起動
    ディスクのセットが完了したら、仮想マシンを右クリックして起動(S)をクリックします。
    その後、再度仮想マシンを右クリックし、接続(O)をクリックします。
    これで仮想マシンを操作することができるようになります。






  4. インストール
    手順については参考リンクご覧ください。
    参考リンク:Virtual BoxにKali Linuxインストール
                 

環境設定

インストール直後のKali Linuxの環境を整備します。

日本語化

localeは日本になっている


言語が日本語に設定されていても文字化けしています。ログイン画面を見てもすぐにわかりますね。念のため、localeで言語設定を確認すると、やはり日本語になっています。
このままではうまく運用できないので、以下のコマンドを実行して、フォントパッケージを再インストールします。


再起動後、日本語になっていることが確認できました。

パッケージの更新

WindowsでもMacでもそうですが、最新の状態にするためには更新が必要です。
以下のコマンドで、パッケージリストの更新と、パッケージの更新を行います。
ファイルのダウンロード時間は少ないのですが、その後のパッケージ展開、上書き処理に時間がかかりました。



事前に日本語化設定をしておかないと、アップグレード中の表示が文字化けして意味不明です。
先に日本語化しておいてよかった。

日本語入力できるようにする

フォントの再インストールで日本語表示はできるようになりました。しかし、日本語入力はできません。日本語入力できるようにするために、ibus-anthy をインストールします。
インストール直後はibusデーモンが起動していないので、「起動しますか?」と聞かれます。
私は、ibusが自動起動するのか確認もしたかったので、rebootしました。


Anthyに変更すると、日本語入力できるようになります。

以上です。

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