Windows10 インストールディスクのWindows10 バージョンを確認する方法

Windows10は、OSのイメージをダウンロードすることができます。

ダウンロードしたOSのイメージ(.isoファイル)はディスクに書き込んで使用することができます。

私はパソコンの分解を時々行いますが、分解して組み立て、そしてOSのクリーンインストールもよく行います。

パソコン分解

「パソコン分解」の記事一覧です。

Windows10をインストールするために使用しているディスクは、DVD+RWなのでデータの書き込み＆削除ができます。

そのため、ディスクのラベルにはいちいちディスクの中身の詳細を書かないでいたら、「このディスクにはディスクには何が書き込まれているのか」が分からなくなってしまいました。

ディスクをパソコンの光学ドライブに挿入に読み込ませてみると、「ESD-ISO」というデータラベルから、Windows10であることは分かりました。

しかし、複数存在するWindows10のどのバージョンなのかがわかりません。

どうにか見分ける方法はないものか、、、確認できる方法を調べたので書いていきます。

ディスクに書き込んだWindows10 バージョン確認方法
1. まとめ

ディスクに書き込んだWindows10 バージョン確認方法

ディスクをWindows10PCに挿入する
まずは、ディスクをパソコンに読み込みさせましょう。
エクスプローラーでディスクが読み込まれたことを確認します。
コマンドプロンプトを起動する
次に、管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。

コマンドプロンプトを管理者権限で起動するには、次のように操作します。
スタート⇒Windows システムツール⇒コマンドプロンプトを右クリック⇒その他⇒管理者として実行

コマンドプロンプトのWindowsに「管理者: コマンドプロンプト」と表示されます。

dismコマンドを使う

DISMとはWindowsのシステムイメージのエラーを確認して、修復してくれるコマンドラインツールです。Windows 10 のDISMは「C:\Windows\System32」（デフォルトでは隠しフォルダー）にあり、コマンドプロンプトやWindows PowerShellの管理者権限で実行できます。

Windows 10 のDISMとは？利用場面や使い方を解説|NECフィールディング
今回は、「Windows 10 の動作がおかしいな」と思ったときに活用したい、DISMの使用場面や使用方法を解説します。
solution.fielding.co.jp

本来は、システムイメージの修復に使用されるdismコマンドですが、情報の参照を行うこともできます。

管理者権限で実行したコマンドプロンプトに次のように入力しましょう。

dism /Get-WimInfo /WimFile:G:\sources\install.esd /index:1
※G:\sources\install.esdのGは私のパソコンの光学ドライブを指定しています。
　ご自身のパソコンの光学ドライブのドライブレターに変更してください。

dism /Get-WimInfo /WimFile:G:\sources\install.esd /index:1

※G:\sources\install.esdのGは私のパソコンの光学ドライブを指定しています。

　ご自身のパソコンの光学ドライブのドライブレターに変更してください。

dismコマンドを実行すると、ディスクに書き込まれたWindows10のバージョン(ビルド番号)を確認できます。

C:\WINDOWS\system32>dism /Get-WimInfo /WimFile:G:\sources\install.esd /index:1

展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.19041.746

イメージの詳細: G:\sources\install.esd

インデックス: 1
名前: Windows 10 Home
説明: Windows 10 Home
サイズ: 15,014,775,078 バイト
WIM ブート可能 : いいえ
アーキテクチャ: x64
HAL: <未定義>
バージョン : 10.0.18362　　←必要な情報
Service Pack のビルド : 418
Service Pack のレベル : 0
エディション : Core
インストール : Client
製品の種類 : WinNT
製品群 : Terminal Server
システム ルート : WINDOWS
ディレクトリ : 22383
ファイル : 95354
作成日時 : 2019/10/07 - 12:08:18
変更日時 : 2019/12/14 - 19:44:20
言語 :
        ja-JP (既定)

操作は正常に完了しました。

C:\WINDOWS\system32>dism /Get-WimInfo /WimFile:G:\sources\install.esd /index:1

展開イメージのサービスと管理ツール

バージョン: 10.0.19041.746

イメージの詳細: G:\sources\install.esd

インデックス: 1

名前: Windows 10 Home

説明: Windows 10 Home

サイズ: 15,014,775,078 バイト

WIM ブート可能 : いいえ

アーキテクチャ: x64

HAL: <未定義>

バージョン : 10.0.18362　　←必要な情報

Service Pack のビルド : 418

Service Pack のレベル : 0

エディション : Core

インストール : Client

製品の種類 : WinNT

製品群 : Terminal Server

システムルート : WINDOWS

ディレクトリ : 22383

ファイル : 95354

作成日時 : 2019/10/07 - 12:08:18

変更日時 : 2019/12/14 - 19:44:20

言語 :

ja-JP (既定)

操作は正常に完了しました。

これで、必要な情報を取得できました。
あとは、バージョン情報(ビルド番号)とWindows10のバージョンを照らし合わせればよいです。

Windowsのビルド番号からバージョンを確認する
以下の表は、Microsoftのリリース情報の引用です。
※Windows10 バージョン1803以降の情報です。

Version	公開日	OS build	サービスの終了: Home、Pro、Pro Education、Pro for Workstations、IoT Core
2004	2020/5/27	19041.572	2021/12/14
1909	2019/11/12	18363.1139	2021/5/11
1903	2019/5/21	18362.1139	2020/12/8
1809	2019/3/28	17763.1518	2020/11/10
1809	2018/11/13	17763.1518	2020/11/10
1803	2018/7/10	17134.1792	サービスの終了
1803	2018/4/30	17134.1792	サービスの終了