パソコンの画面を録画できるWebサービス「RecordCast」を紹介しつつ、使い方を書いていきます。
画面を静止画として保存したいときは、キーボードのPrintScreenを使用すれば画像ファイルとして保存することができます。
画面の”録画”をしたいときは、専用ソフトを使用する必要があります。
Windows10では、Winキー + G でゲームバーを出現させ、画面録画をすることができますが、パソコンの性能によってはこの機能は使用できません。
RecordCastは、専用ソフト不要で録画ができ、さらにビデオ編集まですることができます。
操作方法もマウスのクリックのみでできるので非常に簡単、そして使いやすいです。
RecordCastは無料で使用できるので手軽です。
英語表記のサイトですが、WebブラウザにGoogleChromeを使用していれば翻訳してくれるので、英語が苦手な人でも全く問題なく使えます。
RecordCastの特徴
RecordCastの特徴は次の通りです。
- 完全無料で使える
- インストール不要
- マイクやシステム音が録音できる
- ビデオ編集もできる
完全無料で使える
RecordCastは無料で使用できます。
録画のために専用の有料ソフト購入する必要がありません。
どんな機能があるか不安な人や、初心者の方でも、まずは試しに使ってみることができます。
インストール不要
画面録画のサービスは他にもありますが、アカウント登録が必要だったり、ソフトをダウンロードしてインストールしないと使えないことが多いです。
RecordCastは、公式サイトにWebブラウザでアクセスするだけで操作できるので、かなり気軽に使うことができます。
マイクやシステム音が録音できる
RecordCastは画面の録画だけでなく、マイクやパソコンのシステム音を録音することもできます。
パソコン画面を表示させながらの解説動画や、ゲームの実況などで、音声を別撮りする必要がありません。
動画は画像と音声が組み合わさっているので、後から編集するのはとても面倒ですが、RecordCastでは画面と同時に音声を録音できます。
ビデオ編集もできる
RecordCastでは、録画した動画や録音した音声をすぐに編集できます。
録画した動画に不要な部分があればカットしたり、他の素材を組み合わせたりして動画編集をすることができます。
動画編集については専用ソフトには及ばないですが、簡易的な編集であれば全く問題なく使えるので、動画編集ソフトに不慣れな人でも気軽に使えます。
ただし、編集したビデオのエクスポートに関しては、サインアップが必要です。
サインアップはメールアドレスの登録または、Googleアカウント、Facebookアカウントで行います。
RecordCast の使い方
続いて、RecordCastの使い方について書いていきます。
まずは、RecordCastにアクセスしましょう。
公式ホームページにアクセスしたら、Start Recording (日本語表記:録音を開始します)をクリックします。
録音方法を決定する
まず、録音方法を選択します。
画面にマイク、システム音、音声なしのアイコンが表示されるので選択してください。
選択したアイコンが赤く囲まれます。
次に、赤い●をクリックし、録音を開始します。
録画対象を選択する
全画面、アプリケーションのウィンドウ、Chromeタブの中から録画対象を選択し、共有ボタンをクリックすると録画が開始されます。
音声を同時録音したい場合は左下の「音声を共有する」にチェックをいれてください。
※「音声を共有する」はアプリケーションのウィンドウを録画対象にした場合は表示されません。
録画を停止する
録画が開始されるとYour screen is on recording(日本語表記:画面が記録中です) と表示されます。
録画を停止する場合は停止ボタンをクリックします。
サインアップなしの場合は10分までの録画が可能です。
録画データの保存・編集
録画の停止ボタンをクリックすると、画像のような画面に遷移します。
- 録画した動画をクリック
⇒動画を再生します。 - Re-record(日本語表記:再録音)
⇒録画した動画を破棄して、再度録画します。 - Download(日本語表記:ダウンロード)
⇒録画した動画をダウンロードします。動画形式は.webmです。 - Edit This Screencast Now(日本語表記:このスクリーンキャストを今すぐ編集)
⇒録画した動画を編集します。
動画の編集
RecordCastで録画した動画を編集しましょう。
画面説明を書いていきますが、機能が多いのですべてを紹介することができません。
気になるところは実際にさわって試してみてください。
一点注意が必要です。
動画を編集状態の保存やエクスポートにはサインアップが必要です。
編集途中でサインアップしても編集内容は保持されますが、編集画面に切り替わったタイミングでサインアップすることをお勧めします。
ビデオの編集画面です。
①~⑫までありますが、順に説明を書いていきます。
①タイトル
動画のタイトルです。Untitledをクリックしタイトルを入力します。
②インポート
RecordCastで録画した以外の動画も取り込むことができます。
インポートできるビデオのファイル形式は、MOV/WEBM/M4V/MP4など一般的なビデオ形式に対応しています。
音声ファイルも取り込むことができるので、動画にBGMを挿入できます。
③録画
WebカメラまたはRecordCastで録画し動画を追加します。
④タイムライン
動画編集のタイムラインです。
動画・音声ともに1レイヤのみの表示ですが、クリップを重ねることができます。
⑤プレイヘッド
再生位置を示すバーです。このバーを前後させてプレビュー位置を調整したり、編集箇所を調整したりします。
⑥分割
プレイヘッドで位置を調整し、分割したいクリップをクリックします。
そしてSplitをクリックすると、クリップが分割されます。
不要な場所のカットができます。
⑦削除
不要なクリップをクリックして選択し、Deleteをクリックすると削除できます。
⑧タイムラインの拡大・縮小
タイムラインの拡大・縮小ができます。
⑨音量
クリップの音量調整ができます。
音量は0~100までとMuteが選択できます。
音量を0にすると自動的にMuteがONになります。
⑩サイズ変更
クリップのサイズを変更できます。
0~100まででサイズ変更ができます。
Fitは縦横のどちらか長いほうがピッタリするようサイズ変更し、Fillはプレビュー画面全体に表示するようにサイズ変更されます。
⑪保存 ※要サインアップ
編集途中の状態を保存します。
Officeソフトの上書き保存のイメージです。
⑫エクスポート ※要サインアップ
編集した動画をエクスポートします。
動画タイトルの編集と出力サイズを選択できます。
選択できる出力サイズは480p/720p/1080pとなっており、ファイル形式は.mp4です。
Export Videoをクリックすると出力が開始されます。
中止したい場合は画面の右上にある×をクリックします。
↓
RecordCastまとめ
画面の録画&ビデオ編集ができるサービス、RecordCastを紹介しました。
無料でここまでの機能を提供してくれるサービスはとても良いですね。
録画までならマウスクリックのみで操作可能ですし、ビデオ編集画面もわかりやすいと思います。
録画ソフトや動画編集ソフトを持ってない人でも、ちょっと使ってみようかなと思えるWebサービスではないでしょうか。
動画のような動きが必要なマニュアル作成やオンライン授業、Web会議の録画など用途はいろいろありそうです。
よいサービスがあれば今後も紹介していきます。
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