EQUIUM S7100にKali linuxをインストールしました。
その後に行った設定です。
Kali LinuxはUbuntuベースのディストリビューションなので、Ubuntuと似ていますが微妙に設定手順が違っていました。
備忘録として書いていきます。
インストール後の設定
環境
- Kali Linux
123456# lsb_release -aNo LSB modules are available.Distributor ID: KaliDescription: Kali GNU/Linux RollingRelease: 2020.4Codename: kali-rolling
ssh
以前はKali LinuxをHyper-V上にインストールし、デスクトップ上で操作していました。
今回はデスクトップパソコンのEQUIUM S7100ですから、SSH接続できるようにしておきます。
sshdが無効になっていたので、サービスを開始しSSH接続できるようにします。
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sudo systemctl start ssh |
起動時にサービスが開始されるように、enabledにします。
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sudo systemctl enable ssh |
IPアドレスの固定
IPアドレスを固定します。
Ubuntu Desktop 20.04.1 LTSでIPを固定したときとは違って、/etc/network/interfacesにネットワーク情報を追記していきます。
- まずはインターフェース名の確認をします
1234567891011121314151617# ip add show1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00inet 127.0.0.1/8 scope host lovalid_lft forever preferred_lft foreverinet6 ::1/128 scope hostvalid_lft forever preferred_lft forever2: eth0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc pfifo_fast state UP group default qlen 1000link/ether 90:2b:34:5b:28:94 brd ff:ff:ff:ff:ff:ffinet 192.168.1.91/24 brd 192.168.1.255 scope global dynamic noprefixroute eth0valid_lft 75282sec preferred_lft 75282secinet6 2400:4052:62:db00:c06d:c01c:479a:6962/64 scope global temporary dynamicvalid_lft 593682sec preferred_lft 74894secinet6 2400:4052:62:db00:922b:34ff:fe5b:2894/64 scope global dynamic mngtmpaddr noprefixroutevalid_lft 2591983sec preferred_lft 604783secinet6 fe80::922b:34ff:fe5b:2894/64 scope link noprefixroutevalid_lft forever preferred_lft forever
インターフェース名がeth0だとわかりました。
- /etc/network/interfacesに情報を追記する
123456789# vi /etc/network/interfaces以下を追記するallow-hotplug eth0iface eth0 inet staticaddress 192.168.1.131netmask 255.255.255.0gateway 192.168.1.252dns-nameservers 1.1.1.1
address/netmask/gateway/dns-nameserversは任意のものにします。 - 設定の反映
このまま引き続き設定を行うので、最後に再起動させるまでDHCPで払い出されたIPアドレスのままでいきます。
Wake On Lan
パソコンを遠隔で起動できるようにする設定です。
Ubuntu Desktop 20.04.1 LTSと同じ方法で大丈夫です。
Kali Linuxにはethtoolが初めからインストールされていました。
詳細は以前の記事をご覧ください↓
xrdp
Windowsからリモートデスクトップ接続できるように、xrdpをインストールします。
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# apt install xrdp |
sshと同様にサービスが起動していません。
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└─systemctl status xrdp ● xrdp.service - xrdp daemon Loaded: loaded (/lib/systemd/system/xrdp.service; disabled; vendor preset: disabled) Active: inactive (dead) Docs: man:xrdp(8) man:xrdp.ini(5) |
サービスを開始し、リモートデスクトップ接続できることを確認します。
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# systemctl start xrdp |
サービスの自動起動も設定します。
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# systemctl enable xrdp |
パッケージの更新
パッケージを更新します。
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# apt update # apt upgrade |
以上を設定しておきました。
Kali Linuxはペネトレーションテストを目的にしたディストリビューションです。
テスト対象の環境構築が大変ですが、海外サイトを参考にしつつ触っていこうと思います。
余談ですが、最新版のデスクトップの壁紙はより一層おしゃれになりました。
なんかカッコいい。
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