Linuxでは実行したコマンドを記録しています。
その記録はhitosryコマンドで確認することができます。
Ubuntu 20.04.1 LTSの場合、デフォルトでは1000件が履歴として記録されるようになっていますが、1000件だと個人的には少ないです。
過去に実行したスクリプトをいちいち覚えたりしてないので、hitosryコマンドにgrepコマンドを組み合わせて過去の履歴を調べるのですが、1000だと丁度消えてしまうか、ギリギリ残っているくらいの件数です。
組織やプロジェクトで複数人で使用する場合にはすぐに履歴が消えてしまうことでしょう。
ということで、hitosryコマンドの履歴件数を変更してみます。
環境
- Ubuntu Desktop 20.04.1 LTS
設定方法
- ホームディレクトリに移動
ログイン後であればホームディレクトリにいるはずなので不要ですが、別のディレクトリにいる場合はホームディレクトリに移動します。
1$ cd - .bashrcを編集
Ubuntu 20.04.1 LTSの場合、.bashrcというファイルが存在していて、基本設定も記載されているので、これを編集します。
1$ vi .bashrc123# for setting history length see HISTSIZE and HISTFILESIZE in bash(1)HISTSIZE=1000HISTFILESIZE=1000
HISTFILESIZEは.bash_historyに記録される件数です。HISTSIZEの数字と同じまたは大きい数字にしておけば履歴を確認するという目的は達成できると思います。 - 読み込み
最後に.bashrcの再読み込みをして設定を反映します。
1source .bashrc
ちなみに、この方法はログインユーザー単位の設定です。
全ユーザーに設定するためには、/etc/profileを編集する必要があります。
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