先日、NECのLS550/Aというパソコンを手に入れました。外観は程度がよく、ボディの白色と底面の黒色が色あせないままです。BIOSの起動確認とWindows10の認証済みのもので、手ごろな値段購入できました。
さっそく2.5インチのHDDを取り付けて、Windows10をインストールしてみました。そうすることで分かったことがあります。パソコンが”熱い”のです。具体的にはCPUファンの吹き出し口とその付近のパームレストが熱いです。CrystaldiskInfoでHDDの温度を見てみると、52℃でした!これは非常にマズいです!
ということで、表面だけでなく分解して内部も清掃しました。
外観の清掃
外観の汚れは家庭で使用していれば「こんなもんかな」という印象の汚れです。ホコリやシミ汚れが付着していますが、これはOAクリーナーで拭けば落ちるでしょう。
ということで、主な汚れ箇所のビフォーアフターを書いていきます。
すべて↓のOAクリーナーで拭いて清掃しました。十分きれいになります。
分解
さて、内部の汚れを清掃するには分解しなければなりません。分解ができればスペックアップのカスタムも同時にできますね。ここでは分解手順について簡単に書いていきます。
- ネジを外す
バッテリーを外し、裏面のすべてのネジを外します。底面のパネルの一部を取り外せばCPU/メモリ/無線LANカード等にすぐアクセスできるので、NECのパソコンはメンテナンスしやすいです。 - キーボードを外す
パソコンを開き、キーボードを手前側に引くようにして起こすとキーボードが持ち上がります。フラットケーブルがつながっているので取り外します。 - パームレストを外す
キーボードを取り外した後に、ネジを2か所外します。
そして画像にあるように、電源ボタンのケーブルがマザーボードとつながっているのでこれを外します。そうするとパームレスト全体が外れます。 - ファンとヒートシンクを外す
再びパソコンを裏返します。
メモリとCPUファンとヒートシンクを取り外します。
↓
ここまで分解すれば清掃できます。
内部の清掃
分解によって内部清掃ができるようになりました。ホコリや汚れの除去以外にも固くなったグリスを塗り直ししました。
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- マザーボード
遠目ではわかりませんがホコリが付着しています。掃除機で吸って除去します。
ディスプレイのヒンジ部にはホコリがたまりやすいです。また、細いケーブルが通っている部分でもあるのでケーブルが切れやすい箇所でもあります。
錆のように見える部分があるので、水分の侵入があったのかもしれません。 - CPU
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CPUの取り外しができました。固まったグリスを取り除き、グリスの塗り直しをしました。 - ファン&ヒートシンク
ヒートシンク側についたCPUグリスを取り除きました。
↓
内側に大量のホコリがたまっていました。ただのホコリではなく、水分を吸ったホコリがたまっていたので、掃除機を当てるだけでは吸えません。
そのため、爪楊枝でこそげ落としてから吸い取りました。
- マザーボード
作業を終えて
清掃が終わったら分解とは逆の手順でパソコンを組み立てます。
そしてパソコンを起動して様子を見てみました。
得られた効果として
- ファンの高速回転する頻度が減った
- ファンが静かになった
- パソコンが熱くならなくなった
上記のように効果がありました。
なお、HDDの温度画像があればよかったのですが、SSDに入れ替えてしまったのでありません。。。
以上です。
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