NEC VersaPro VK21H/H-Gの分解

パソコン
この記事は約10分で読めます。

2015年くらいに中古で購入したこのパソコン。
購入価格は24,000円くらいでした。

このパソコンはとても気に入っています。

メーカー直販で購入すれば10万円以上するであろうこのパソコンが破格の値段で購入できました。

2014年2月の出荷ということが裏面のステッカーから分かりましたので、新品に近い状態でした。とても良い買い物ができました。

性能はもちろん、メンテナンス性も良く、いくつかカスタマイズやパーツ交換もしました。

行ったカスタマイズは、SSD化はもちろん、メモリ増設や無線LANカードの交換、mSATAのSSD増設などおこないました。

しかしながら、先日からキーボードが使えなくなってしまいました。
スペアのキーボードがあれば今でも使いたいパソコンなのですが、、、

キーボード故障(不調?)のため、現在は使用できていませんが、分解したときの情報を書いていきます。

キーボード交換を行い、復活しました!

本記事に追記済みです。

                 

スペック

まずはこのパソコンのスペックを紹介します。

購入時のスペック

購入したときのスペックです。

メーカー NEC
シリーズ VH-G
CPU Core i7 3687U 2.1GHz
メモリ 4GB(4GB×1)
ストレージ1 HDD 320GB
ストレージ2 なし
光学ドライブ DVDスーパーマルチ
有線LAN 10/100/1000Mbps
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n
画面サイズ 13.3インチワイド
画面解像度 WXGA++(1600×900)
OS Windows8 Pro 64bit
その他 SDスロット/Bluetooth/Webカメラ

その他のスペック:VK21H/H-G

NECの法人向けPCのブランド「VersaPro」の名前が付いたこのパソコン。

13.3インチという丁度よい大きさが気に入っていました。1.6kgほどの重量は今となっては決して軽量な部類ではありませんが、持ち運びに苦労はしません。

バッテリーパックは標準サイズですが、電源につないでいなくても7時間くらい使えます。法人向けノートPCは長時間駆動が特徴になっているものが多いですね。

CPUにCore i7 3687Uを搭載しているため、処理速度に不満もなく、私の用途であればまだまだ使い続けられます。

 

                 

執筆時のスペック

黄色い部分がカスタマイズした部分です。

メーカー NEC
シリーズ VH-G
CPU Core i7 3687U 2.1GHz
メモリ 8GB(4GB×2)
ストレージ1 SSD 512GB
ストレージ2 msata 32GB
光学ドライブ DVDスーパーマルチ
有線LAN 10/100/1000Mbps
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac
画面サイズ 13.3インチワイド
画面解像度 WXGA++(1600×900)
OS Windows10 Pro 64bit
その他 SDスロット/Bluetooth/Webカメラ

・OSに64bit版のWindowsを導入していたのでメモリは4GBから倍増の8GBへ変更。

・ストレージ1はHDD320GBからSSD512GBへ変更し、起動速度の改善に大いに役立っています。偶然ですが、もともと搭載されていたHDDはSSDに交換した1か月後に「カリカリッ」と音を立てて読み込みできなくなってしまいました。おそらくヘッダの故障だと思いますが、私では修理できませんでした。

・ストレージ2にはmSATAの32GBを搭載しました。2013年ごろはmSATA端子をもったパソコンがちらほらありましたね。このパソコンにもmSATA端子があるのを発見したので、以前使っていたLenovoのU310というパソコンから取り外したmSATAをこのパソコンに取り付けました。

・光学ドライブは変更する予定はなかったのですが、ディスクイジェクトするときに、フラットケーブルがうまく収納されなくなり、不調だったので別のパソコンから取り外した光学ドライブに交換しました。

・無線LANは、無線LANルーターをIEEE802.11acに対応したASUSルーターに交換したため、IEEE802.11acに対応した無線LANカードに交換しました。

・OSはWindows10の無償アップグレード期間中にアップグレードしています。

                 

VK21H/H-Gの分解

バッテリー取り外し

本体を裏返し、バッテリーパックの下側にあるロックを解除すると取り外しできます。

 

取り付けられていた純正バッテリーはバッテリパック(M)(製品番号:PC-VP-BP88)でした。

対応しているほかの機種は下記の表のとおりです。

シリーズ 型 番
LaVie M PC-LM750JS6R PC-LM750JS6W
PC-LM750JS6B PC-LM550JS6R
PC-LM550JS6W PC-LM550JS6B
LaVie G タイプM 2012年10月発表モデル

引用元:http://121ware.com/product/option/battery/pc-vp-bp88/index.html

 

ストレージの取り外し

本体裏側の中央下部にあるパネルのネジを外すとストレージの取り外しができるようになります。





対応するストレージのサイズは2.5インチのHDD/SSDです。

ストレージがぐらつかないようにするスポンジが挟まっているので、なくさないように気を付けます。

                 

メモリと無線LANカードの取り外し

ストレージを格納する場所の上部のパネルを外すと、メモリと無線LANカードが見えます。



メモリは両端を金具に引っ掛けて固定する一般的な固定方法です。

無線LANカードは2本のネジで留められています。

 

光学ドライブの取り外し

光学ドライブはネジ1本で固定されています。

ネジを外してドライブを引き抜くと取り外しできます。

 

 

                 

キーボード取り外し

本体裏側のネジ4本を外すとキーボードの固定が解除されます。



マザーボードとはフラットケーブルで接続されています。

フラットケーブルを外すとキーボードの取り外しができます。



 

mSATA取り付け場所

パソコンの電源ボタンの左下あたりにmSATAを取り付けできる場所があります。

ネジ2本で固定できます。

 

                 

本体カバーの取り外し

本体裏側のネジ、マザーボードと共締めされているネジ、フラットケーブルを外すとカバーが外れます。

個体差はあるかもしれませんが、手前側から持ち上げると外れやすかったです。



カバー裏側

マザーボード取り外し

本体カバーを外しすとマザーボードの全体が見えるようになります。  

マザーボードは底面カバーとネジ留めされているので外します。

VGA端子のネジも外し、繋がっているフラットケーブルも外すとマザーボードを外すことができます。



VGAを固定している六角のネジ(ボルト?)は適合する工具がなかったので、ラジオペンチでチマチマと取り外しました。

                 

排熱ファンとヒートシンクの取り外し

マザーボードを取り外すと、ヒートシンクたちが取り外せます。

CPUの上から固定されているネジと排熱ファンの電源コネクタを外すと取り外しできます。



 

CPUの交換は不可能

CPUはCore i7-3687Uを搭載しています。

対応ソケットはBGA1023でマザーボードに直接取り付けされているため取り外しは不可能です。

CPUグリスを塗り直ししました。


 

                 

カスタマイズの紹介

スペックの項目で書いた通り、このパソコンは購入時から手を加えてカスタマイズしています。

すべてではないですが、画像も交えながら紹介していきます。

メモリ増設

購入時に取り付けられていたメモリはエルピーダの4GBメモリが1枚でした。

メモリを8GBへ増やす際には、画像の通りSAMSUNGのメモリに変えました。

無線LANカードの交換

購入時には、Intel Centrino Advanced-N 6235(6235ANHMW)が付いていました。

この無線LANカードは、IEEE802.11a/b/g/nに対応しており、理論上の最大速度は300Mbpsです。

このままでもよかったのですが、無線LANカードの交換をしてみたかったのでIntel Dual Band Wireless-AC 7260に交換しました。

Windows10が自動でドライバのインストールをしてくれたのか、手動でドライバをインストールする必要はなく、交換だけで使うことができました。

Intel Dual Band Wireless-AC 7260はIEEE802.11a/b/g/n/acに対応しています。Bluetoothも引き続き使うことができています。

                 

mSATAストレージ取り付け

mSATAのSSDはメーカーカタログのカスタマイズ項目にはありませんでしたが、ハードウェアとしては対応していたようです。

取り付けにはキーボードの取り外しが必要です。

 

U310から取り外したmSATAのSSDがここで使うことができました。

SAMSUNGのMZMPC032HBCDという型式のmSATA SSDです。

容量は32GBと少ないですが、あると便利です。

光学ドライブ交換

もともとの光学ドライブはパナソニックのUJ8C2というドライブでした。

ディスクスロットとフラットケーブルが接触してしまい、ディスクがうまく排出されず不調でした。

 

そのため、LenovoのThinkPad T420から取り外した光学ドライブを使用しました。

SonyのAD-7930Hというドライブのようです。

取り付け金具とプラスチック部品を付け替えて、交換完了です。

光学ドライブスペック表

  パナソニック UJ8C2 Sony AD-7930H
バッファメモリ 1MB 2MB
対応CD形式 VCD
CD-ROM
CD-R
CD-RW
VCD
CD-ROM
CD-R
CD-RW
対応DVD形式 DVD-ROM
DVD-R
DVD-R DL
DVD-RAM
DVD-RW
DVD + R
DVD + R DL
DVD + RW
DVD-ROM
DVD-R
DVD-R DL
DVD-RAM
DVD-RW
DVD + R
DVD + R DL
DVD + RW
読み込み速度 CD-ROM ​​MAX 24X
DVD-ROM ​​MAX 8X
CD-ROM ​​MAX 24X
DVD-ROM ​​MAX 8X
書き込み速度 CD-R ​​MAX 24X
DVD-R ​​MAX 8X
CD-R ​​MAX 24X
DVD-R ​​MAX 8X

大きな違いはなくバッファメモリが2倍になっています。

                 

さいごに

キーボードの使えなくなってしばらく時間が経過しました。

キーボードドライバの問題を疑って、ドライバの入れ直しも行いましたが関係ありませんでした。そもそもBIOS画面の操作ができないので。

そうなるとキーボードの故障が考えられます。

ヤフオク! メルカリ ラクマなどで中古品がないか探していますが、このパソコンは流通量が少ないのか、キーボートの部品単位はおろか本体がなかなか手ごろな値段で出回っておりません。

キーボート故障かどうかも切り分けをしたいので、低予算で行きたいところです。。。

このまま置いておくにはもったいない!

 

追記

キーボード交換

ヤフオク!でキーボードが売っていました!

中古やジャンク品を購入するより安く入手することができましたので購入し、交換しました!

これでようやく復活しました。

光学ドライブの取り外し HDD追加へ

私は旅行にこのパソコンを携帯します。旅行先での動画像を保存するためにポータブルHDDも持っていきます。

ノートパソコンの光学ドライブの使用頻度は高くないことに気が付きました。

SATA接続の光学ドライブスロットをHDDに変更できないものか。。。と思い、調べてみるとマウンタがありました。

 

                 

最新スペック表

ストレージの追加をしたのでスペック表が更新されました。

 

メーカー NEC
シリーズ VH-G
CPU Core i7 3687U 2.1GHz
メモリ 8GB(4GB×2)
ストレージ1 SSD 512GB
ストレージ2 msata 32GB
ストレージ3 HDD 1TB
光学ドライブ なし
有線LAN 10/100/1000Mbps
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac
画面サイズ 13.3インチワイド
画面解像度 WXGA++(1600×900)
OS Windows10 Pro 64bit
その他 SDスロット/Bluetooth/Webカメラ

SDカードドライバのインストール

SDカードが認識されなくなったので、ドライバインストールをして解決しました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました