Windows10では、インターネットに接続されたパソコンをWi-Fiアクセスポイントにすることができる「モバイル ホットスポット」という機能があります。
モバイル ホットスポット機能とは、パソコンでテザリングするような機能です。
Windows7か8で、一度使用したことがありますが、とても設定が簡単になっていて感動しました。
(GUIでの設定も可能だったようですが、私はなぜかコマンドプロンプトから設定をしていました。)
モバイル ホットスポットを実際に使ってみましたので、設定方法等を書いていきます。
モバイル ホットスポットの設定方法
モバイル ホットスポットが使用できる条件
- パソコンがWi-Fi(無線LAN)に対応している
- 無線LANアダプタがモバイル ホットスポット機能に対応している
- パソコンがインターネットに接続されている
※接続テストには、NEC VersaPro VK21H/H-Gを使用しました。無線LANカードは、Intel Dual Band Wireless-AC 7260に交換済みです。
起動方法
- Windowsの設定を開きます
スタート ⇒ 設定 で開きますが、以下のリンクから設定を開くこともできます。
≫ 設定を開く - ネットワークとインターネットを開きます
- 画面左のメニューの中にある[モバイル ホットスポット]をクリックします。
モバイル ホットスポットをオンにします。
表示されている、ネットワーク名/ネットワークパスワードでモバイル ホットスポットに接続できます。
SSID/パスワードの設定変更
ネットワーク名/ネットワークパスワードは変更することができます。
モバイル ホットスポットがオフの状態で、[編集]をクリックすると設定可能です。
ネットワーク名とネットワーク パスワードを入力後、保存をクリックします。
有線LAN/無線LANどちらでもモバイル ホットスポットが使えた
モバイル ホットスポットの設定画面で、[インターネットを共有する]の項目で、共有する(ホットスポット化する)インターネット接続を選択できます。
有線LANでも無線LANでもモバイルホットスポット化することができました。
ただし、無線LANが5GHz帯で接続されている場合は、画像のように注意文が表示されます。
パソコンが無線LANルーターと5GHzで接続されている場合は、5GHzの電波で接続。
パソコンが無線LANルーターと2.4GHzで接続されている場合は、2.4GHzの電波で接続。
ということのようです。
使用できないパソコンもある
今回の検証には、NEC VersaPro VK21H/H-Gを使用しましたが、パナソニック CF-J9(無線LANカードをIntel Centrino Advanced-N 6200に交換したもの)では、使用できませんでした。
具体的には、設定にモバイルホットスポットの項目は表示されますが、モバイルホットスポットの使用に必要なMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterがデバイスマネージャーに表示されず、使用できませんでした。
深く調べていないのでもしかしたら使えるかもしれませんが、NEC VersaPro VK21H/H-Gのように簡単に設定し、使用できるわけではないパソコンもあります。
まとめ
モバイルホットスポットは、外出先のホテルでインターネット環境が有線LAN1本だけのときやトラベル用Wi-Fiルーターを持っていないときなどおススメです。
テレワークやサテライトオフィスで一時的に自分の無線LAN環境を手軽に作りたい、という場合には便利なのではないでしょうか。
そうはいっても私はトラベル用Wi-Fiルーター派です。身も蓋もないですが。。。
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