はじめに
使用していないUbuntuインストール済みのHDDを使ってEaseUS Partition Masterの機能を試してみました。
今回は、EaseUS様からライセンスを提供していただくことができたので、EaseUS Partition Masterを実際に使ってみました。
インストール
無料版をダウンロードしインストールする手順です。
- EaseUS Partition Master のダウンロード
『無料ダウンロード』をクリックしてダウンロードします。 - インストーラーを起動しインストール
ダウンロードした、インストーラーを起動します。
『実行』をクリック
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『はい』をクリック
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『今すぐインストールする』をクリック
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インストール完了です。 - アプリケーション起動
『今すぐ始める』をクリックするとアプリケーションが起動します。
パーティション作成
パーティションの作成をしてみます。
パーティションの作成は『未割り当て』の領域に対して行うことができます。
今回の場合、9.32GBの未割り当ての領域を右クリックし『作成』をクリックします。
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作成するパーティションのサイズと位置を決めます。
シンプルに、ファイルシステムEXT4の領域に続くような位置に作成しようと思います。
パーティションサイズ、ドライブレター、パーティションラベル、ファイルシステム、前後の追加容量、パーティションの種類、クラスターサイズを細かく設定することもできます。
問題なければ『OK』をクリックします。
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アプリケーションウィンドウの左上にタスクが1つ溜まるので、『1つの操作を実行する』をクリックします。
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内容を確認し、『適用』をクリックします。
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操作が完了すると画像のような表示になります。
『完了』をクリックします。
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ファイルシステムNTFSでドライブレターがK、容量が4.13GBのパーティションが作成できました。
パーティションサイズ変更
続いて、パーティションサイズの変更をしてみます。
ファイルシステムEXT4のパーティションサイズを縮小してみます。
対象のパーティションを右クリックし、『サイズ調整/移動』をクリックします。
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サイズを調整します。今回は180GBに縮小してみました。
サイズ指定をしたら『OK』をクリックします。
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アプリケーションウィンドウの左上にタスクが1つ溜まるので、『1つの操作を実行する』をクリックします。
↓
内容が問題なければ『適用』をクリックします。
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操作が完了すると画像のような表示になります。
使用中のパーティション縮小作業だったためか、時間がかかりました。
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パーティションサイズが180GBに縮小されました。
パーティションマージ
KドライブとLドライブを作ったので、これをマージしてみます。
マージしたいパーティションをクリックし、『マージ』をクリックします。
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マージするパーティションにチェックを入れて、どのドライブにマージするのか選択します。
設定したら『OK』をクリックします。
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設定内容を確認し『適用』をクリックします。
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操作が完了すると画像のような表示になります。
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2つに分かれていたパーティションがマージされました。
ちなみにEaseUS公式HPでもマージの方法は説明があります。
MBR⇔GPT変換
EaseUS Partition MasterではMBR⇔GPTの変換が可能です。
GPT⇒MBRに変換してみました。
ディスクをクリックし、『MBRへ変換』をクリックします。
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『適用』をクリックします。
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操作が完了すると画像のような表示になります。
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MBRに変換されました。
MBR再構築
EaseUS Partition MasterではMBRの再構築もできるみたいです。
MBRが破損している状態のHDDを用意できなかったので、操作だけおさらいです。
対象となるディスクを右クリックし、『MBRを再構築』をクリックします。
↓
MBRの種類を選択します。
Windows2000~windows10まで扱えるみたいです。
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『適用』をクリックします。
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操作が完了すると画像のような表示になります。
パーティション削除
続いてパーティションの削除です。
この機能が、EaseUS Partition Masterのコアとなる機能のうちのひとつではないかと思います。
Windowsの『ディスクの管理』機能では削除できないパーティションもEaseUS Partition Masterでは削除可能です。
以前の記事でdiskpartコマンドを用いた操作方法も紹介しましたが、あまり初心者向けではありません。
EaseUS Partition Masterなら視覚的にわかりやすく操作できます。
対象のパーティションを右クリックし、『削除』をクリックします。
今回はディスク7に存在するパーティションすべてにこの操作を繰り返しました。
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『適用』をクリックします。
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操作が完了すると画像のような表示になります。
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ディスク7からパーティションが消えて、すべて”未割り当て”となりました。
パーティション削除の完了です。
データ消去
さて、ディスクのパーティションはすべて削除することができました。
ディスクを廃棄したり、誰かに譲ったりしようと思ったならちょっとお待ちください。
きっと、データ復元ソフトでデータが復元できてしまうでしょう。
例えば、以前紹介したEaseUS Data Recovery Wizardでも簡単に復元できる状態となっています。
HDDのデータを復元できないようにしたいという場合にも、EaseUS Partition Masterは使うことができます。
対象のディスクを右クリックし、『データを消去』をクリックします。
↓
データ消去の回数を設定します。
今回は1回としてみました。
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『適用』をクリックします。
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操作が完了すると画像のような表示になります。
データの消去を行うので時間がかなりかかりますが、安心安全のためには必要な時間です。
より詳しい操作方法や事例に関しては、SSD&HDDを完全に初期化する方法やWindowsでHDD/SSDを完全消去する方法としてEaseUS公式HPでも紹介しています。
EaseUS Data Recovery Wizardで復元を試みる
データ消去したHDDをEaseUS Data Recovery Wizardを使って復元できないか試してみました。
結果は画像の通り。
復元可能なデータは見つかりませんでした!
感想
EaseUS Partition Masterの機能を試してみました。
Windowsのディスクの管理やdiskpartコマンドを使ったパーティション管理しかしたことがなかったのですが、EaseUS Partition Masterがあると操作がラクだし、間違える可能性が低くなるので安心感が高まると思いました。
また、データの消去機能が付いているのがすごくいいです。
HDDを廃棄するときの心配事は『データが復元されないか?』ということに尽きると思います。
パソコン回収業者では、HDDのデータ抹消の証明書を発行するサービスをやっている業者もありますが、HDD1台当たり数千円といった費用が発生してしまいます。
当然、EaseUS Partition Masterの機能をフルに使うためには費用が発生します。
会社や組織の規模、セキュリティポリシーによりますが、EaseUS Partition Masterをパソコンのライフサイクルマネジメントのひとつに加えることもありだと思いました。
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