小さなパソコンを探していました。
探した条件は以下の通り。
- Raspberry Pi Model B Rev 2より性能が高い
- 消費電力が少ない
- ストレージの交換が可能
- 安い
すでにRaspberry Pi Model B Rev 2は所有しているのですが、もう少し処理性能の高いパソコンを使って運用していきたいという動機です。
いろいろ探しましたが、中古品のEndeavor NP15を購入しました。
購入前にエプソンダイレクトの製品情報を見ていたのでわかってはいましたが、小さなパソコンです。
寸法は、約 幅20×奥行154×高さ173mm とのこと。
重量は約600gと軽量ではあるものの、本体が小さいため、見た目で予想した重量と実際の重量のギャップがあり、少々重く感じてしまいます。
しかし、持ち運びするわけではないので重量が問題になることはありません。
CPUは省電力性能に優れたインテル Atom プロセッサーD525(1.80GHz)を搭載しており、TDPは13Wです。64bitOSに対応しているのもGood
2021年1月時点のPassmarkスコアは421なので、低性能な部類のCPUにはなりますが、LinuxをCUIメインで使う分には問題ない性能です。
Raspberry Pi Model B Rev 2との処理性能を比べてみました。 といっても正確な比較ではなく、Shellスクリプトの処理時間を見てみただけです。
使用したスクリプトは以下のもの。
1 |
time for ((i=0;++i<1000000;)); do echo "test"; done |
testという文字列を100万回表示するまでにどのくらい時間がかかるか、という内容です。
◆NP15(OS:Ubuntu 20.04.1 LTS 、ストレージをSSD、メモリを4GBに換装)
real 0m57.428s
user 0m45.504s
sys 0m11.919s
◆Raspberry Pi Model B Rev 2
real 16m4.142s
user 4m47.956s
sys 2m10.503s
圧倒的にNP15のほうが処理が早いです。
ただ、Raspberry Piが低性能だというわけではなく、私の使用目的には沿っていないというだけなので、Rapsberry Piは今後もときどき使っていこうと思います。
続いて外部入出力端子。
映像出力端子はVGAで、USB2.0端子が6つ、有線LANポートはギガビットイーサネット対応です。
マイク入力端子もあります。
今後はこのパソコンにRapsberry PiのSyslogサーバー機能を移管したり、他にもいろいろやっていこうと思います。
購入時スペック
CPU |
インテル Atom プロセッサーD525(1.80GHz) ※交換不可 |
チップセット | インテル NM10 Express チップセット |
メモリ |
2GB×1(PC3-10600) 型番:Elixir M2S2G64CB88B5N-CG |
OS | なし |
ストレージ | Seagate製 HDD 250GB |
有線LAN | 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T |
USB 2.0 | 前面×2、背面×4 |
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