こんにちはこんばんは。
かなり前のことですが、Excelを使っているユーザーから、「行の挿入や削除ができない」と問い合わせを受けました。
そのときの対応を書いていきます。
類似した症状が発生してしまった方の参考になれば幸いです。
発生している症状
発生していた症状は次のようなものでした。
- Excelのシートで行を右クリックしたときに「行の削除」や「行の挿入」がグレーアウトして押せない。
- リボンメニューの中の「行の削除」や「行の挿入」はクリック可能で、ちゃんと機能する。
- すべてのExcelブックでこの症状が発生する。新規Excelブックでも症状が発生する。
さて困りました。
しかし、次のことを行ったら解消しました。
対処法
対処方はとってもシンプルです。
「xlbファイルの削除」を行いました。
簡単な手順を書きます。
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Excelのメニュー情報等が保存されているxlbファイルというものが存在しています。
場所は↓にあります。
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C:\Users\{ユーザー名}\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\XLSTART |
このファイルに保存されている情報が、何らかの原因で破損してしまい、本来とは異なる構成でメニュー情報が保存されてしまうことが原因のようです。
そのため、このファイルを削除して再構成することで症状がなくなる、という対処の方法です。
Excelのバージョンによってxlbファイルの名前は違うようですが、拡張子.xlbを削除すればいいです。
Excel2010の場合は、「Excel14.xlb」というファイル名でした。
※Excel2010を含むOffice2010のサポートは2020 年 10 月 13 日で終了しています。
AppData内にアクセスする方法↓
AppDataフォルダの場所とアクセス方法
AppDataフォルダの場所は↓です。
C:\Users\ユーザー名\AppData
AppDataフォルダは隠しフォルダとなっています。
アクセスする方法を紹介します。
以上です。
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