使用頻度はそこまで高くないのでついつい忘れてしまいます。
使用したファイル
今回、japan_prefecture.csvというファイルを作成し動作確認をしました。
よかったら使ってみてください。
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$ cat japan_prefecture.csv 1 北海道 2 青森県 3 岩手県 4 宮城県 5 秋田県 6 山形県 7 福島県 8 茨城県 9 栃木県 10 群馬県 11 埼玉県 12 千葉県 13 東京都 14 神奈川県 15 新潟県 16 富山県 17 石川県 18 福井県 19 山梨県 20 長野県 21 岐阜県 22 静岡県 23 愛知県 24 三重県 25 滋賀県 26 京都府 27 大阪府 28 兵庫県 29 奈良県 30 和歌山県 31 鳥取県 32 島根県 33 岡山県 34 広島県 35 山口県 36 徳島県 37 香川県 38 愛媛県 39 高知県 40 福岡県 41 佐賀県 42 長崎県 43 熊本県 44 大分県 45 宮崎県 46 鹿児島県 47 沖縄県 |
一致した行とその前の行を表示するオプション
一致した行とその前の行を表示させるにはAを使います。
1 |
grep -B [行数] [keyword] [file] |
Bの後に付ける数字によって表示される行数が変わります。
■使用例
1 2 3 4 5 |
$ grep -B 3 山形県 japan_prefecture.csv 3 岩手県 4 宮城県 5 秋田県 6 山形県 |
山形県を含め前の3県も表示されました。
一致した行とその後の行を表示するオプション
一致した行とその前の行を表示させるにはAを使います。
1 |
grep -A [行数] [keyword] [file] |
Aの後に付ける数字によって表示される行数が変わります。
■使用例
1 2 3 4 5 |
$ grep -A 3 山形県 japan_prefecture.csv 6 山形県 7 福島県 8 茨城県 9 栃木県 |
山形県を含め後の3県も表示されました。
一致した行とその前後の行を表示するオプション
これまで紹介したAとBオプションを組み合わせれば、キーワードの前後を表示させることは可能です。
1 2 3 4 5 6 7 8 |
$ grep -A 3 -B 3 山形県 japan_prefecture.csv 3 岩手県 4 宮城県 5 秋田県 6 山形県 7 福島県 8 茨城県 9 栃木県 |
しかし、キーワードの前後行も表示させる専用オプションのCが存在するのでそちらを使ったほうが便利です。
1 |
grep -C [行数] [keyword] [file] |
Cの後に付ける数字によって表示される行数が変わります。
■使用例
1 2 3 4 5 6 7 8 |
$ grep -C 3 山形県 japan_prefecture.csv 3 岩手県 4 宮城県 5 秋田県 6 山形県 7 福島県 8 茨城県 9 栃木県 |
山形県を含めた前後の3県も表示されました。
今回は『山形県』をキーワードとしてgrepしたので、一致する県は山形県のみです。
お分かりとは思いますが、複数ヒットした場合はそれぞれに行数表示されます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 |
$ grep -A 3 福 japan_prefecture.csv 7 福島県 8 茨城県 9 栃木県 10 群馬県 -- 18 福井県 19 山梨県 20 長野県 21 岐阜県 -- 40 福岡県 41 佐賀県 42 長崎県 43 熊本県 |
『–』で区切りをつけてくれるので見やすいですね。
以上、grepで検索結果に一致した前後も表示させるオプション でした。
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