GuiteがGoogle Workspaceというサービスに変わることが発表されました。
変更点は
- チームがより効果的にコラボレーションし、最前線の従業員が接続を維持し、企業が新しいデジタルカスタマーエクスペリエンスを強化するのに役立つ、深く統合されたユーザーエクスペリエンス
- 私たちの野心的な製品ビジョンと私たちの製品が連携する方法を反映する新しいブランドアイデンティティ
- 幅広いお客様の固有のニーズに合わせたソリューションを開始するための新しい方法
Googleは相変わらず私にとって分かりにくい表現で変更点を知らせてくれます。
既存のメール、カレンダー、ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、ミート、チャットは無くなることはない、とのこと。しかし、より効率的になるように発展させていく模様。
私の所属している会社ではGsuiteを導入していますが、若干影響を受けそうです。
それはドライブの保存容量無制限の撤廃です。
ユーザーは過去のデータを捨てることが苦手な人が多いです。
Gsuite導入以前は、オンプレのファイルサーバーを使用しており、ストレージの保存容量に制限がありました。
そのため、不要なデータの削除を定期的にユーザーに依頼するのですが、「もしかすると使うかもしれない」という気持ちから、何十年も前のデータを大切に保管し続けているユーザーが多くいます。
そこで、G Suite Businessを契約し保存容量無制限とすることで、ユーザーは何も考えずにどんどんデータを貯めていけばいいという使い方をすることにしました。
AWSのS3のように、大量のデータを貯めておくことができる場所として、ドライブを使用していたのです。
ところが、新しいGoogle Workspaceでは、どのプランにもドライブの保存容量無制限はありません。
私の所属している会社で使用している、G Suite Businessに相当するであろうG Suite Business Standardでは、1ユーザーあたり2TBのストレージとなっています。
正直2TBあればほとんどのユーザーは問題ありませんが、一部のユーザーには影響が出そうです。
さらに、困ったことにBusinessプランは300人以下の中小企業向けのプランとなっていることです。
300人以上のユーザーで使用する場合には、Enterpriseでの契約が必要となることです。
Enterpriseの料金体系は営業担当への問い合わせとなっているため、詳細な料金は不明ですが、G Suite Businessと同様の1,360円で利用することは難しいのではないかと予想されます。
そうなると、企業によっては相当のコスト増となり、経営者の頭を痛くする原因になりそうです。
Googleからの詳しい説明は2020年10月16日までに、管理者向けにメールがくるそうなので、まずはそれを待つことになります。
いまさらですが、私はGsuiteではなくOffice365を社内で提案していました。
Gsuiteのドライブ保存容量無制限は非常に魅力的である一方で、今回のようにプラン変更となった際、保存容量無制限であるが故に他のサービスへ切り替えすることが困難になる可能性があることが予想されたためです。
他には、Officeのバージョンアップを考慮しなくてよいというメリットがOffice365にはありました。
結果的には、販売代理店の頑張りもあってコストを重視しGsuiteの採用となった経緯があります。
こうなってしまった以上はポジティブに環境変化に対応していくほかありません。
ビジネスプランで、ドライブの保存容量に上限が設定されたということは、無料のアカウントの保存容量にも上限が加えられないか心配です。
さらに無料アカウントでも保存容量無制限のGoogleフォトにも影響が出ないか、ヘビーユーザーの私は少しビクビクし始めました。
今後のアップデート情報を待ちましょう。
GoogleからGsuite管理者向けにメールが来ました
2020年10月9日追記
全3回のオンラインセミナーが開催されるとのこと。
関心のある方は参加してみるとよいでしょう。
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