WEBカメラをUbuntuで使えるようにする

Linux
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エレコムのWEBカメラをUbuntuで使ってみようと思い、USB接続したところ認識しませんでした。

WEBカメラの型番はUCAM-DLE300Tでホットプラグに対応している機器のはずなので、接続すればすぐに使えると思っていたのですが、そうはいきませんでした。

Ubuntuにもともと入っているCheeseを起動してみても「デバイスが見つかりません」と表示されWEBカメラが認識されていない状態でした。


環境

<パソコン>

  • Ubuntu 20.04.1 LTS

<WEBカメラ>

  • UCAM-DLE300T(UCAM-DLE300TPN)
    2011年頃に発売された製品ですが、フルHD画質の解像度に対応している機種です。
    画質は今のWEBカメラと比べると、よくはないです。

                 

状況の確認

WEBカメラを接続した状態で確認をしてみます。

dmesg

そもそもWEBカメラを本当に認識していないのか?

確認するためにdmesgを見てみました。

おお~

UbuntuではちゃんとWEBカメラを認識していました。

ということは、Ubuntu側の設定に問題がありそうです。

lsusb

dmesgでも確認できたのですが、lsusbもしてみます。

ちゃんとWEBカメラの表示があります。

rootユーザーでログインしてみる

root権限での作業が必要な可能性があると思ったので、root権限でログインしてみました。

一般ユーザーでも試しましたが、Cheeseを起動してみたところWEBカメラが使えました。

ちゃんとカメラの画像が表示されます。

・・・ということは、権限が関係しているようです。

                 

設定変更

WEBカメラを一般ユーザーは使えない、root権限ユーザーは使える、という状況です。

ということでデバイスファイルの権限を確認してみました。

/dev/video0と/dev/video1という2つが存在していて、rootが所有者、videoが所有グループでした。

それならば、所有グループに一般ユーザーを追加してあげればよさそうです。

ということで設定変更してみます。

再び一般ユーザーでログインし、設定変更をしました

まずはvideoグループの確認です。

一般ユーザーはvideoグループにはいませんでしたので、ユーザーを追加します。

もう一度グループを確認します。

これでvideoグループに一般ユーザーが追加されました。

そして一度再起動したら一般ユーザーでもWEBカメラを使うことができるようになりました。

ちなみに、Cheeseは予想以上に設定できる項目が多かったです。


まとめ

  • WEBカメラがOSで認識されているか確認
  • デバイスファイルの権限を確認
  • デバイスファイルの権限を編集して使用したいユーザーを追加する

大変勉強になりました。

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