CapEXとOpEX
- CapEX
Capital Expenditureのこと。直訳すると資本的支出。
ITインフラストラクチャを自前で用意するための費用のこと。
オンプレ環境の構築に必要な費用。
Azureの予約に必要な費用はCapEXに分類される。 - OpEX
Opration Expenditureのこと。直訳すると運用費。
ITサービスを運用するための費用のことで、Azureを使用するための費用はOpEXである。
〇aaS
- SaaS
Software as a Serviceのこと。
ハードウェア、OS、ミドルウェア、アプリケーションをベンダーが用意し、責任を持つ。
MicrosoftならO365が有名。
ベンダーのパッケージソフトを使用するのでカスタマイズは基本的にできないが、簡単な構成設定はユーザーが行う。 - PaaS
Platform as a Serviceのこと。
ハードウェア、OS、ミドルウェアをベンダーが用意し、責任を持つ。
アプリケーションや実行環境に関しては利用者が用意し、責任を持つ。 - IaaS
Infrastructure as a Serviceのこと。
ハードウェアベンダーが用意し、責任を持つ。
OS、ミドルウェア、アプリケーションは利用者が用意し、責任を持つ。
パブリッククラウドの特徴
- オンデマンド・セルフサービス
サービス提供者とやりとりすることなく、利用者が自分自身で設定を触れること。
幅広いネットワークアクセス
インターネットを経由してサービスにアクセスできる。
様々なデバイスからアクセスできる。例えばパソコン、スマホetc - リソースの共有
サービス提供者はリソースを複数の利用者に提供できる。
オンプレ環境と違い、複数の利用者が提供者のリソースに存在できる。 - スピーディな拡張性
利用者の要望に応じですぐに使えるようになっていて、拡張や縮小が可能であること。 - サービスが計測可能であること
クラウドサービスの費用は従量課金制である。サービス提供者は利用者が自身の利用状況が分かるようになっていないければならない。
クラウドの種類
- プライベートクラウド
社内のデータセンターをクラウドのように利用すること。
Azure Stackを使うプライベートクラウドを構築することができるらしい。 - パブリッククラウド
いわゆるクラウドサービス。Azure、AWS、GCP、さくらクラウドetc - ハイブリッドクラウド
オンプレミス環境とパブリッククラウドを併用するモデル。
Azureリージョン
低遅延のネットワークで接続された1つ以上のデータセンターのこと。
Azureの場合、日本では東日本リージョンと西日本リージョンが存在する。
東日本リージョンは、東京と埼玉にあるデータセンターで構成されている。
東京と埼玉は隣県であるものの地理的には距離がある。しかし、低遅延のネットワークで接続されているため、利用者が遅延を意識することなく利用できる。
ネットワークで接続されたデータセンター群の集まりということ。
ARM
Azure Resource Managerのこと。
Azureのリソース(コンピュートやデータベース、ストレージなど)をリソースプロバイダーに転送する。
AzureポータルやAzureCLI、PowerSHELL、JSONテンプレートからの命令を受け取って、ARMがその内容をチェックし、リソースプロバイダーが命令内容に基づいたリソースを作成する。
ARMは複数のツール(AzureポータルやAzureCLI、PowerSHELL、JSONテンプレートetc)で命令を受け取るが、どのツールを使用しても同じ結果が得られるので、一貫性を制御している。
サブスクリプションとリソースグループ
Azure には、管理グループ、サブスクリプション、リソース グループ、リソースという 4 つのレベルが用意されている。
Azure Resource Manager の概要 - Azure Resource Manager
Azure Resource Manager を使用して、Azure のリソースをデプロイ、管理、およびのアクセス制御する方法について説明します。
- 管理グループ
企業や組織の単位。簡単に言うとアカウントのこと。 - サブスクリプション
契約内容や支払い情報を持っている。利用料金の支払いを組織や部署など他と区別したいときに使う。 - リソースグループ
リソースのグループ。
⇒すべてのリソースはグループ内で同じライフサイクルになる。リソースグループを削除すると、所属するリソースはすべて削除される。開発環境を構築し、使わなくなったらリソースグループごと削除すればいい。
⇒各リソースが所属できるリソースグループは1つのみ。
⇒リソースのリソースグループの移動(変更)は可能。
⇒リソースグループごとにアクセス制御が可能。
⇒リソースグループと別リージョンのリソースも追加可能。
仮想ネットワーク ピアリング と オンプレとの接続
- 異なる仮想ネットワークを接続するにはピアリング接続が必要
リージョンが異なっていてもピアリング接続はできる。 - オンプレとの接続
Azureの仮想ネットワークのゲートウェイとゲートウェイサブネット、オンプレ側はVPNゲートウェイを使って接続する。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-network/virtual-network-peering-overview
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