ネットワーク上に端末が存在しているが、起動しているかなどを確認するためにpingコマンドで疎通確認をすることがあります。
Windowsのコマンドプロンプトだと以下のコマンドでpingを継続して実行できます。
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ping -t [IPアドレスまたはホスト名] |
pingで応答してくれれば端末の存在を確認できるのですが、Windowsではデフォルトではping応答しないように設定されているみたいです。
(Windows XPとかVistaはデフォルトで応答するようになっていたような気がしますが、変わったのかな?)
そこで、Windowsでping応答するように設定する方法を書いていきたいと思います。
環境
- Windows10 Pro 64bit(バージョン21H1)
- ドメイン:ワークグループ
目標
- 特定のネットワークからping応答するようにする
設定方法
- Windows Defender ファイアウォールを開く
- 詳細設定を開く
- ファイルとプリンターの共有(エコー要求 – ICMPv4 受信)を開く
Windows Defender ファイアウォールの画面左側にある『受信の規則』をクリックします。
『ファイルとプリンターの共有(エコー要求 – ICMPv4 受信)』を開きます。
同じ名前のプロファイルが複数(ドメイン/パブリック/プライベート)ありますが、設定するWindowsでアクティブになっているプロファイルを選択してダブルクリックします。
私の場合は、『ファイルとプリンターの共有(エコー要求 – ICMPv4 受信) プライベート』を選択しました。
設定しようとしているWindowsで有効になっているプロファイルが何かを確認するには、『Windows Defender ファイアウォール』⇒『受信の規則』でチェックが付いているものを選べばいいです。
他には『Windowsセキュリティ』⇒『ファイアウォールとネットワーク保護』をクリックすると確認できます。 - ping応答できるネットワークを設定する
『ファイルとプリンターの共有(エコー要求 – ICMPv4 受信)』のプロパティを開いて、『スコープ』タブをクリックします。
私の場合、ここが何も設定されていない状態でした。
まずはLAN内(192.168.1.0/24)からping応答するようにしたいのでリモートIPアドレスに『ローカルサブネット』を追加します。
↓
続いて、OpenVPNで使用するネットワークからもping応答するように設定追加します。 - ping応答するか確認する。
設定中からコマンドプロンプトでping -t でpingし続けておきました。
『適用(A)』をクリックした瞬間からping応答するようになりました。
↓
あとがき
ping応答する設定についてはいくつか方法があるみたいですので、あくまでも参考程度にとどめていただければと思います。
『ファイルとプリンターの共有(エコー要求 – ICMPv4 受信)』のプロパティ⇒『スコープ』でリモートIPアドレスに設定を追加しましたが、ローカルサブネットについてはここでなくてもいいような、というかここでなく『ローカルIPアドレス』のほうが適切ではないかと感じていますが、今回やってみたらping応答したのでこのままにしときます。
OpenVPNで使用するネットワークを『ローカルIPアドレス』に追加したら反応するのだろうか。。。
時間があるときにやってみようと思います。
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