画像に表示されている文字を文字起こし(テキスト化)できたらいいな~と思ったことはありませんか?
私はとある企業の情報システム部門で働いています。
企業の情報システム部門で働いていると、ユーザーが利用するためのマニュアルを作成する機会がちらほらあります。ユーザーからの問い合わせに答えたりすることもあります。
マニュアル作成時、画像に表示された文字を手作業で文字起こしすることがあるのですが、これは時間がかかります。
ユーザーからのトラブル問い合わせ時など、パソコン画面に表示されたエラーのスクリーンショットを送ってもらうときなども文字起こしが必要な場合がありますが、これも時間がかかります。
このような時、100%の精度でなくていいのである程度文字起こしがしたいといった時に、利用できる方法がありますので書いていきます。
使用するツールは次のものです。
- Googleドライブ
- Googleドキュメント
それではさっそく手順を書いていきます。
Googleドキュメントで画像文字起こしをする手順
画像を用意する
当たり前ですが、文字起こしをする元となる画像を用意します。
用意した画像が文字起こしの精度に大きく影響するため、なるべく鮮明な画像を用意しましょう。
今回は過去の記事で使用したものを含む以下の画像を使いました。
画像が用意できたら次のステップに進みます。
Googleドライブに画像をアップロード
Googleドライブに用意した画像をアップロードします。
Googleフォトではなく、Googleドライブにアップロードします。
画像を扱うといえばGoogleフォトのイメージが強いですが、間違えないようにしましょう。
アップロード方法は、ブラウザ/バックアップと同期/Google Drive File Streamのどれでも構いませんが、文字起こしはブラウザでの操作を行いますので、ブラウザでアップロードすることをオススメします。
アップロードした画像をGoogleドキュメントで開く
アップロードした画像を右クリックし、[アプリで開く] ⇒ [Google ドキュメント]とクリックしましょう。
別のタブが開き、画像をGoogleドキュメントで開き文字起こしがされます。
Googleドキュメントで開くと同時に、ドライブ内にGoogleドキュメントのファイルも作成されるので、後から開くこともできます。
用意したほかの画像の文字起こし結果も見てみます。
この画像の文字起こし結果はかなり良好ですね。
文字を拾いたい部分に関しては完璧ではないでしょうか。
少々意地悪ですが、ターミナルソフトのスクリーンショットを文字起こしさせてみました。
文字の位置や並びなどは画像の通りとはなりませんでしたが、文字起こし自体は問題なくできてそうです。
この画像の文字起こし結果も良好ですね。
Windowsではエラー画面内でクリックもコピーもできないのに、URLが記述されていることがあるので、文字起こしできると楽になります。
文字起こし精度は意外と高いので、良い画像が用意できれば大いに活用できます。
少ない文字の分量の場合は使う必要はないでしょうが、長い文章やエラーコードの文字起こし作業はとても楽になると思います。
ただ、文字起こしの精度は完璧ではありません。
そのため最終的には目視確認などが必要となりますが、この機能を知っておいて損はないと思います。
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