Microsoft 365 ユーザーのパスワードをPowershellで一括変更する

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最近Microsoft 365の管理者になった私です。

 

ユーザーのパスワードを一括変更(リセット)しようと思い、Microsoft 365 管理センターから作業しようと思ったのですが、ユーザー数を40くらい選択すると[パスワードのリセット]がグレーアウトしてクリックできません。

 

ユーザーを小分けにして複数回実施するのも面倒です。

 

調べてみるとPowershellでユーザーのパスワードを一括変更できることを知りました。

 

ということで早速やってみました。

 

                 

環境

 

  • Windows10 Pro 64bit(バージョン20H2)



  • PowerShell バージョン:5.1.19041.1023

     



事前準備

 

今回の作業に必要なコマンドレットをPowerShellに2つ追加します。

 

1つ目

Install-Module -Name MSOnline を実行します。

 

2つ目

Install-Module -Name AzureAD を実行します。

 

 

パスワード一括変更

 

 

一括変更用CSVファイルの用意

 

ユーザー名(userPrincipalName)とパスワード(NewPassword)を入力したCSVファイルを用意します。

 

ファイル形式は、CSV UTF-8(コンマ区切り)です。ファイル形式注意します。

 

 

 

一括変更実行

 

準備ができたらさっそく実行してみます。

 

  1. PowerShellでMicrosoft 365に接続する


    接続時には画像のように、サインインのためのウィンドウが表示されるのでユーザー名とパスワードを画面に従って入力し、サインインします。




  2. CSVファイルの内容で一括変更する

    ファイルを指定して、スクリプトを実行します。

    ファイルパスの指定が面倒な場合は、CSVファイルが存在する場所のアドレスバーに”PowerShell”と入力すると、その場所に移動した状態でPowerShellが起動します。





    今回は、ユーザーがログイン時にパスワード変更を要求されないように、”ForceChangePassword $false”で実行しました。



  3. ユーザーがログイン時にパスワード変更を要求されるか確認する

    ”ForceChangePassword $false”で一括変更したので、”ForceChangePasswordNextLogin”は空白になっています。


    仮に、”ForceChangePassword $true”で実行した場合には、”ForceChangePasswordNextLogin”にtrueが付きます。



  4. Microsoft 365への接続を切断する

     

 

以上でパスワードの一括変更は完了です。

 

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