小型のシングルボードコンピュータとして登場したRaspberry Pi。
私は初代のRaspberry Pi Model Bを所有しているので、初期設定の方法や簡単なプログラミングなどで何度か紹介いたしました。
先日、友人から「新しいラズパイ使ってみ?性能めちゃくちゃよくなってるよ~」と言われ、ボーナスが支給され若干財布のひもが緩みがちだったこともあり、さっそく購入して使ってみました!
購入したRaspberry Pi 4 Model B
今回はRaspberry Pi 4 Model Bだけでなく、アクセサリーや付属品がセットになっているものを購入しました。
Vemico Raspberry Pi 4 Model B RAM 4GBラズベリーパイ4b ラズパイMicroSDカード32GB 5V USB-Type-C 電源アダプター/新しい専用ケース/冷却ファン/MicroHDMI-to-HDMIケーブルライン/ドライバー/ラズパイ専用ケース/カードリーダ
というのもRaspberry Pi 4 Model Bは外部入出力のインターフェースが初代から変わっており、手持ちのアクセサリーが使用できません。
(たとえば、MicroHDMI-to-HDMIケーブルやAC-to-USB TypeCケーブルとか)
そのため、初めからセットになっているキットを購入しました。
アクセサリーにこだわりがあるなら選んでばらばらに購入する必要がありますが、私は特にこだわりがなく、いちいち購入しなくて済むので便利でした。
セット内容
備忘録として、購入したキットの内容一覧を箇条書きで書いておきます。
- Raspberry Pi 4 Model B 1.5GHz 64ビットクアッドコアARMv8 CPU(4GB RAM)
- 32GB SanDisk Micro SDカード(Class 10)
- 5V/3AのUSB Type-C電源アダプターとスイッチ付き電源ケーブル
- MicroHDMI-to-HDMIケーブル(1.5M)(最大4K 60pをサポート)
- LANケーブル(CAT6)
- Raspberry Pi 4 Model B 専用ケース
- 低ノイズベアリングシステムファン
- ヒートシンクセット
- USB MicroSDカードリーダー
- ドライバー
- 保証書(Warranty Card)
Vemico Raspberry Pi 4 Model B RAM 4GBラズベリーパイ4b ラズパイMicroSDカード32GB 5V USB-Type-C 電源アダプター/新しい専用ケース/冷却ファン/MicroHDMI-to-HDMIケーブルライン/ドライバー/ラズパイ専用ケース/カードリーダ
初期セットアップ
初期セットアップや初期設定については以前紹介した通りなので基本的な流れは以下のリンクを見てください。
購入したセットにはSanDisks製のMicro SDカード(容量32GB)が入っていましたが、OSは入っていないので、自分でOSをMicroSDカードに書き込みしました。
Raspberry Pi 4 Model Bの推奨電源は15W(5V/3A)となっており、スマホのACアダプタだと場合によっては電流不足(アンペアのほう)が発生し、起動しなかったり動作が不安定になる可能性があるのでキットに同梱された電源ケーブルを使用しています。
初代Raspberry Piとの外観比較
個人的に気になった部分を書きます。
大きさ
ボードの大きさはあまり変わりません。
Wikipediaの情報によるとコネクター部の突起を除く大きさは次の通り。
Raspberry Pi 1 Model B | 85.6 mm × 56.5 mm (3.37 in × 2.22 in) |
Raspberry Pi 4 Model B | 85 mm × 56 mm (3.3 in × 2.2 in) |
並べてみるとRaspberry Pi 4 Model Bのほうが少し小さいことが分かります。
ボードの四隅がラウンド加工してあって角がなくなり、ケガをしにくく(?)なっています。
micro HDMI端子が意外と鋭利でしたw
外部入出力インターフェース
映像入力 | 映像出力 | 音声入力 | 音声出力 | |
Raspberry Pi 1 Model B | 15ピンMIPIカメラインターフェース (MIPI CSI-2) | コンポジット RCA (PAL / NTSC) , HDMI 1.3 / 1.4 MIPI DSI | I²S | 3.5 mm ジャック, HDMI, I²S |
Raspberry Pi 4 Model B | 15ピンMIPIカメラインターフェース (MIPI CSI-2) | コンポジット RCA (PAL / NTSC) , micro-HDMI (up to 4kp60) x 2 2.0 , MIPI DSI, | I²S | 3.5 mm ジャック, micro-HDMI, I²S |
映像出力について、HDMI×1からmicro HDMI×2と増えています。
Raspberry Piでサイネージを構築しようとする場合には便利かもしれないですね。
インターフェースのサイズが小さくなり、コンパクトな印象が増しました。
SDカードの出っ張り(はみだし)
Raspberry PiといえばSDカードを挿入するとボードからはみ出してしまうのがカッコ悪いです。
初代Raspberry Piの場合は専用ケースを使用してもSDカードが少しはみ出してしまうご愛嬌仕様でした。
Raspberry Pi 4はMicro SDカードの採用によりはみだしはかなり少なくなりました。
(それでもやっぱはみ出すんですね)
実測してみました。
LEDランプ
初代Raspberry PiはLEDが1列にまとまっていました。
Raspberry Pi 4の場合は、ボード上のLEDはPOWERとACTのみで、LANのLEDはイーサネットインターフェース内蔵のLEDが点灯するようになっています。
初代Raspberry Piとの処理速度比較
テストの仕方を見てもらえばわかりますが、かなり雑な計測方法です。
それでもどのくらいの性能差があるのかがなんとなくは分かると思います。
<テスト方法>
以下のスクリプトの完了までの時間を見る
1 |
$ time for ((i=0;++i<1000000;)); do echo "test"; done |
timeという文字列を100万回表示するという内容です。
- Raspberry Pi 1 Model B
123real 23m23.969suser 5m24.310ssys 2m51.225s
以前、NP15との比較をした時よりも遅いです。。。
SDカードの空き容量とか、バックグラウンド処理とかの関係で遅くなっているのかもしれません。 - Raspberry Pi 4 Model B
123real 0m29.122suser 0m18.895ssys 0m10.227s
CPU性能やメモリ容量も違うので当然ですが、ちょっと話にならないくらい速いです。
これにはびっくりしました。
アップグレードやインストールもサクサクなわけです。 - NP15(OS:Ubuntu 20.04.1 LTS 、ストレージをSSD、メモリを4GBに換装)
123real 0m57.428suser 0m45.504ssys 0m11.919s
以前NP15でもおなじことをやってみたのでその時の結果です。
うん、Atom D525よりも早い。。。ここまで処理能力が高いとは、すごい。 afsdafda - 自作PC(Aspire XC-603)
OS:Ubuntu 20.04.1 LTS 、ストレージをSSD、メモリを8GBに換装
123real 0m33.444suser 0m25.080ssys 0m7.548s
Atom D525より性能のいいIntel Celeron quad-core J1900と比較すると、Raspberry Pi 4も勝てませんでした。
というか、sysではIntel Celeron quad-core J1900が勝っていますが、realだとRaspberry Pi 4のほうが速いですね!
やはり性能の向上を確認することができました。
まずは、購入してRaspberry Pi 4の処理速度に驚いているところです。
今後いろいろ試していこうと思います。
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