UbuntuでNEC MultiWriter 5650Cで印刷できるようにする

Linux
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UbuntuからNECのMultiWriter 5650Cで印刷できるようにしました。

NECの製品ページではLinux向けのドライバを公開していないので、いろいろ調べながら対処しました。

メモとして書いていきます。

                 

設定手順

環境

 

 

  • Ubuntu 20.04.1 LTS
  • NEC MultiWriter 5650C(型番:PR-L5650C)は無線LANでネットワークに接続済み

 

ドライバのインストール

ドライバのダウンロード

 

印刷できるようにするはドライバのインストールが必要です。

Xerox(ゼロックス)のサイトからドライバをダウンロードします。

なぜXerox(ゼロックス)のドライバを使うのか

 

NECの製品なのにゼロックスのドライバ?と思った方もいるかもしれません。

実はMultiWriter 5600Cは、Xerox Phaser 6000のOEM製品なのです。

外観にNECのブランドロゴと型番が付いているものの、中身はXerox製品です。

そのためXeroxのドライバに対応しています。

Xerox Phaser 6000のドライバはMultiWriter 5650Cにも対応しているので、このドライバを使います。

調べてみるとFuji Xerox DocuPrint CP100 bやEPSON LP-S520もOEM製品みたいです。

 

 

ドライバ(.zip)の展開

 

ダウンロードしたドライバを展開します。

 

依存関係の修復処理~ドライバインストール

 

展開したドライバをdpkgコマンドでインストールする流れですが、失敗しました。 ↓のようになりました。

 

この問題を修復するために以下のコマンドを実行します。

 

修復処理後に、再度インストールコマンドを実行します。

 

インストールができました。 以下のパッケージも必要なのでインストールします。

プリンタの設定

 

続いてUbuntuのデスクトップに移動し、ブラウザを起動します。

 

 

アドレスバーに「localhost:631」を入力し、移動します。

 

 

CUPSのページに遷移するので、ヘッダーメニューの「管理」をクリックします。

 

 

プリンターメニューの中の「プリンターの追加」をクリックします。

 

 

ユーザー名とパスワードを入力します。

 

 

追加するプリンターを選択し、「続ける」をクリックします。
発見されたネットワークプリンターの中に、NEC Multiwriter 5650Cが3つ出てきました。
新しいプリンターの追加の画面で、接続:socket://IPアドレス|NEC Multiwriter 5650Cとなっているプリンターを選択しました。

 

 

続いて、メーカーを選択しなおしします。
デフォルトではNECとなっていますが、Xeroxにします。

 

 

続いて、モデルを選択します。
Xerox Phaser 6000B v1.0(en) を選択します。

 

 

プリンターの追加をクリックすると、「プリンターが追加されました」と表示が出ます。

 

テスト印刷

CUPSのヘッダーメニューの中の「プリンター」をクリックし、追加したNEC Multiwriter 5650Cをクリックします。

 

プルダウンの中から「テストページの印刷」を選択すると印刷要求がプリンターに送信されます。
うまくジョブが送信されると画像のように「印刷が完了しました」の表示が出ます。

テスト印刷できたら完了です。

 

 

これで、UbuntuからWEBページを印刷できるようになりました。

 

 

コメント

  1. より:

    とても有用な情報ありがとうございます!数年前のUbuntuにインストールした覚えはあるのですが、どの記事を参考にしたか記録も残っていなくて。ちょうど探していた記事なので助かりました!

    • たるふ たるふ より:

      > ☺さん
      コメントありがとうございます。
      私も似たような状況でこの記事が誰かの役に立てばいいなと思っておりました。
      よかったです!

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