jitsi meetの構築をしています。
結論から申し上げますと、jitsi meetの構築はできました。
知り合いとWebミーティングをすることもできました。
記事を作成するまでは少し時間がかかりそうです。。。
今回は、jitsi meetの構築に必要なドメイン(DDNS)を取得し、DDNSクライアントの設定を行うという内容を書いていきます。
No-IPでドメイン取得~DDNSクライアント設定
自宅のインターネット回線は、固定のグローバルIPを持っていません。
そのため、ルーターの再起動などによってグローバルIPが変動してしまい、大変不便です。
それを解消するためにDDNSサービスを利用します。
今回、無料で利用できるDDNSサービス「No-IP」を利用しました。
DDNSとは?↓
取得手順
取得手順です。
- No-IPにアクセスする
- 取得したいドメインを入力する
No-IPにアクセスしたら、取得したいドメインを入力します。
ドメインを入力後、「Sign Up」をクリックします。 - No-IPアカウントを作成する
No-IPのアカウント作成画面に遷移したら、必要項目を入力していきます。
メールアドレス、パスワード、ドメイン文字列(入力済み)、利用規約にチェックを入れたら、「Free Sign Up」をクリックします。
先ほど入力したメールアドレス宛にNo-IPからメールが届きます。
「Confirm Account」をクリックします。
「Your account is now active!」と表示されます。
同時に、「Welcome to No-IP!」というメールも届きます。 - 確認
No-IPにログインすると、「Complete your Account Configuration」とポップアップ表示が出ます。
「Add Now」をクリックすると、秘密の質問などを設定することになります。
設定しなくても進めることができるので、一旦「Cancel」をクリックし、後日設定するとにします。
ログイン後のダッシュボード画面で、ホストネームとグローバルIPの確認ができます。これで取得は完了です。
Windowsのコマンドプロンプトでnslookupをしても、設定が完了していることがわかると思います。
1234567C:\Users\Users>nslookup XXXXX.ddns.netサーバー: one.one.one.oneAddress: 1.1.1.1権限のない回答:名前: XXXXX.ddns.netAddress: グローバルIP(XXX.XXX.XXX.XXX)
DDNSクライアントの設定
No-IPなどのDDNSでは、グローバルIPが変わるたびにNo-IPでIPアドレスの設定をする必要があり、これがとても面倒です。
面倒な更新作業を自動で行ってくれるubuntu向けのプログラムをNo-IPは提供してくれていますので、それを使用して設定していきます。
設定といっても、公式のガイドがあるので、その通りコマンドを入力していくだけです。
この作業はrootユーザーで行います。
- cd /usr/local/src/
- wget http://www.noip.com/client/linux/noip-duc-linux.tar.gz
- tar xf noip-duc-linux.tar.gz
- cd noip-2.1.9-1/
- make install
※Ubuntu 20.04.1 LTSでは、make install するために必要な、”make”と”gcc”がインストールされていませんでした。
必要に応じてインストールしましょう。
123apt install makeapt install gcc
No-IPのアカウント情報の入力は、それぞれメールアドレスとパスワードを入力します。
12Please enter the login/email string for no-ip.com [No-IPに登録したメールアドレス]Please enter the password for user 'メールアドレス' [No-IPに登録したパスワード]
続いて、更新間隔を指定します。
デフォルトは30分間隔ですが、5分間隔に変更しました。
12Please enter an update interval:[30] 5Do you wish to run something at successful update?[N] (y/N) n以上で設定は終わりです。 再起動後でも、自動更新が動いていることが確認できました。12345678# /usr/local/bin/noip2 -SNo noip2 processes active.Configuration data from /usr/local/etc/no-ip2.conf.Account XXXXXXXXXXXXXXconfigured for:host XXXXXX.ddns.netUpdating every 5 minutes via /dev/enp4s0 with NAT enabled.
DUCクライアント設定は以上です。
これで、Jisti meetの構築に進むことができるようになりました。
DUCクライアントの自動起動設定
OS再起動後もDUCが自動で起動するように設定しておく必要があります。
そのための設定をここでは行います。
- サービスを作成する
noip2.serviceを作成します。
1sudo vi /etc/systemd/system/noip2.service
12345678910[Unit]Description=noip2 service[Service]Type=forkingExecStart=/usr/local/bin/noip2Restart=always[Install]WantedBy=default.target - サービス登録
12345sudo systemctl daemon-reloadsudo systemctl enable noip2sudo systemctl start noip2 - 確認
エラーが出ていないことを確認します。
1sudo systemctl status noip2
No-IPの注意点
No-IPは無料で利用できますが、30日毎にドメインの更新をする必要があります。
具体的には、ドメインが失効する7日前に更新確認のメールが届くので、No-IPにログインして、更新作業を行います。
忘れないように更新確認をポチっとしなければなりません。
私自身がそのメールを受け取ったことがないので詳しい手続きが分からないですが。。。
更新手続きを行ったら、この記事を更新しようと思います。
ドメインの更新
NO-IPでドメインを2つ利用しています。2つのうちさ先に取得したドメインの有効期限切れが近づいてきたので、ドメインの更新通知メールが届きました。
[Comfirm Hostname]をクリックし、ドメインの更新作業をします。
更新作業といっても数クリックするだけでした。
ドメインを有料版へアップグレードしないか提案されますが、そこはスルーで。
[No thanks,just renew my free hostname]をクリックします。
Captchaにチェックを入れて[Comfirm your hostname now]をクリックします。
画像のような表示になれば更新完了です。
アカウントページで更新日時を確認することもできます。
ふむ、無料でドメインを使っているので文句が言える立場ではないですが、この更新は少し面倒ですね。
ほかの無料ドメインも調べてみようかな。
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