Raspberry Pi 4をOpenVPNサーバーとして使用しています。
OpenVPNサーバーの以前の記事の通り、PiVPNで構築したものです。
引っ越しをし、ネットワーク環境が変化したので、Raspberry Pi 4のネットワーク設定や、サーバー設定を変更しました。
OpenVPNの設定も無事完了と思って接続テストをしたところ、ローカルネットワークにアクセスできなくなっていることが判明しました。
現象
- OpenVPN接続した端末で、ローカルネットワークにアクセスできない。インターネットアクセスはできる。
具体例としては、NASに接続できないのです。
スマホ —- Raspberry Pi —- NAS という経路で接続できていたのですが、なぜかできなくなっている。
私にとっては、NASに接続できないとOpenVPNサーバーを構築した理由も半減してしまうので、かなりの大問題です。
対処方法
以下のコマンドを実行して復旧しました。
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pivpn -d |
pivpnコマンドで使用できるいくつかのオプションのうち、デバック&修正を行ってくれるオプションのようです。
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::: Control all PiVPN specific functions! ::: ::: Usage: pivpn <command> [option] ::: ::: Commands: ::: -a, add [nopass] Create a client ovpn profile, optional nopass ::: -c, clients List any connected clients to the server ::: -d, debug Start a debugging session if having trouble ::: -l, list List all valid and revoked certificates ::: -r, revoke Revoke a client ovpn profile ::: -h, help Show this help dialog ::: -u, uninstall Uninstall PiVPN from your system! ::: -up, update Updates PiVPN Scripts ::: -bk, backup Backup Openvpn and ovpns dir |
このコマンドを実行し、再接続したところ、あら不思議。
ちゃんとNASにも接続できるし、インターネットアクセスも問題なし。
よかった。
その他やったこと(改善には至ってない)
前項で対処方法を記載しましたが、対処に至るまでにいろいろやりました。
海外のフォーラムやほかの方のブログなどを見ていろいろやりました。
やったことをいくつか記載していきます。
- ルート確認
routeコマンドで、OpenVPNでのリモートアクセスネットワークがどのゲートウェイに転送されているのか確認しました。
項目を変更した記憶はないので、特に変な箇所なし。 - ログ確認
OpenVPNのログを見ました。
接続はできているのでそこに関してはエラー等はなし。
ローカルネットワークへのアクセスについてはログが出力されていなかったです。 - Raspberry Pi再起動
原因はよくわからんが困ったら再起動!
でも適切な対処とは言えず、状況変わらず。
引っ越し後で、まだバタバタしているときだったので、疲れている中の作業でした。
トラブル検知から1時間以内で解決できたのでラッキーでした。
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