CANON PIXUS MG3630をLinux(Ubuntu)で使う

                 
Linux
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CANON PIXUS MG3630という複合機をUbuntuで使ってみようという話です。

MG3630はプリンターとスキャナー機能を持った複合機なので、それぞれの機能を使えるように設定していきます。

                 

設定手順

設定環境

<Ubuntu>

  • Ubuntu 20.04.1 LTS

<MG3630>

  • Ubuntuとの接続は無線LAN(Wi-Fi)でIPは固定

プリンター設定

はじめに。

私はMG3630をスキャナーとして使っているので、インクカートリッジは入れていません。

そのため実際に印字を確認したわけではなく、印刷要求がUbuntuからMG3630に届くところまでを確認しました。

ドライバーのダウンロード

CANON PIXUS MG3630はLinux向けのドライバーを公式ページで公開しています。

以下のリンクがプリンタードライバー公開ページです。
≫ https://cweb.canon.jp/drv-upd/ij-mfp/linux-pd-20152h-520.html


rpmとdebian向けのドライバーが用意されていますが、UbuntuでMG3630を使うのでdebianのほうをクリックし「cnijfilter2-5.20-1-deb.tar.gz」をダウンロードします。

                 

ドライバーのインストール

続いてドライバのインストールです。

端末を開いて、ダウンロードディレクトリに移動します。
(ダウンロードディレクトリで”端末を開く”をするほうが楽です)


cnijfilter2-5.20-1-deb.tar.gzをtarコマンドを使って展開します。

cnijfilter2-5.20-1-debディレクトリに移動します

install.shを実行します。

対話的な問い合わせがあるので、回答してインストール&設定をします。
↓は実行時のログです(長い)

以上でプリンタードライバーのインストールは完了です。

                 

印刷テスト

さっそく印刷要求をしてみます。

Chromeで開いたページを印刷してみました。

CUPS(localhost:631)でジョブを確認してみたところ、ジョブが完了していたので問題なさそうです。

ただ、先述のとおり、私はインクカートリッジを取り付けていないので、MG3630のほうでインクカートリッジエラーは出ました。

                 

スキャナー設定

ドライバーのダウンロード

プリンタードライバーと同様に、スキャナーに関してもLinux向けのドライバーを公式ページで公開しています。

以下のリンクがスキャナードライバー公開ページです。
≫ https://cweb.canon.jp/drv-upd/ij-mfp/linux-sd-20152h-320.html


rpmとdebian向けのドライバーが用意されていますが、UbuntuでMG3630を使うのでdebianのほうをクリックし「scangearmp2-3.20-1-deb.tar.gz」をダウンロードします。

ドライバーのインストール

続いてドライバのインストールです。

端末を開いて、ダウンロードディレクトリに移動します。
(ダウンロードディレクトリで”端末を開く”をするほうが楽です)

scangearmp2-3.20-x-deb.tar.gzをtarコマンドを使って展開します。

scangearmp2-3.20-1-debディレクトリに移動します

install.shを実行します。
↓は実行時のログです

マニュアル上はスキャナードライバーのインストールは以上で完了ですが、スキャンテストを実行したところ以下のようなエラーが出ました。

スキャンするために必要なモジュールが不足しているみたいなので、インストールします。

これで先ほどのエラーは発生しなくなりました。

そして、「プリンターは動作中です。プリンターを確認してください。スキャナードライバーを終了します。」の表示も出ました。

これに関しては、プリンターのテスト印刷ジョブが終了していないため発生したメッセージと思われます。
(UbuntuからMG3630に印刷要求をしたが、MG3630にはインクカートリッジが取り付けてないので、プリンター側で印刷が完了できていない状態になっている模様)

MG3630のどちらも再起動したらこのメッセージは出なくなりました。

以上でスキャナードライバーのインストールは完了です。

                 

スキャンテスト

それではスキャナーを使ってみます。

開いた端末(ターミナル)に以下のようにコマンドを入力し実行します。

コマンドを実行すると、スキャナーアプリの画面が表示されます。

「スキャナーの選択」画面で、”Canon MG3600 series”を選択してOKをクリックします。
※通信状況によっては表示されないことがありますが、「スキャナーリストを更新」するとCanon MG3600 seriesが表示されます。

スキャンの設定ができるのでお好みの設定をします。

今回はテストなので、設定はそのままで「スキャン(JPEG)」をクリックします。

保存先を指定する画面が表示されるので、任意の場所に任意のファイル名で保存します。

スキャン中の画面です。

スキャンした画像を見てみます。

問題なくスキャンできました。

ちなみに、ssh接続したターミナルソフトからコマンドを実行するとエラーが出ます。

デスクトップから実行しないとこのエラーが出ます。

ドキュメントスキャナーでスキャン

はじめて知ったのですが、Ubuntuにはドキュメントスキャナーなるアプリケーションが初めから入っていました。
こちらのアプリケーションでもスキャンができるか試してみました。

アプリケーションの場所は次の通り。
[すべてのアプリケーション]→[ユーティリティー]の中にドキュメントスキャナーがありました。

GUIでなく、コマンドから起動するときはsimple-scanと実行すると起動します。


使い方はとっても簡単でした。

ドキュメントスキャナーでもスキャンできることを確認しました。

こちらのアプリケーションの場合、スキャン中の進捗画像が出てきました。

ちなみに、simple-scanもssh接続したターミナルソフトからコマンドを実行するとエラーが出ます。
内容としては同じですね。

MG3630をUbuntuで使うことができることを確認できました。

Canonのほかの複合機(PIXUS XK/TS/TR/MG/MXシリーズ)でもLinux向けのドライバーを公開している製品があったので、Linuxで使ってみたい場合は一度確認してみるといいと思います。

UbuntuというかLinuxのディストリビューションが昔より格段に使いやすくなっていることを実感しました。

Microsoft Officeを使わないといけない縛りがなければ、普段使いでも問題なく使えそうな気がします。

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