先日Raspberry Pi 4 Model B + アクセサリーが付属されたキットを購入しました。
購入したのは↓の商品です。
Vemico Raspberry Pi 4 Model B RAM 4GBラズベリーパイ4b ラズパイMicroSDカード32GB 5V USB-Type-C 電源アダプター/新しい専用ケース/冷却ファン/MicroHDMI-to-HDMIケーブルライン/ドライバー/ラズパイ専用ケース/カードリーダ
初代Raspberry Piからの乗り換えなので、処理能力を含めた性能の向上にとても驚きました。
こんなに性能がよくなったなら、カメラモジュールを追加して遊んでみようかなと思い、カメラモジュールも購入しました。
カメラモジュールを購入し、Raspberry Pi 4で使えるように設定して、カメラで撮影してみました。
購入したカメラモジュール
今回購入したのは以下の商品です。
RasTec Raspberry Pi カメラモジュール ラズベリーパイカメラ 500万画素 Raspberry Pi4B/3B+/3B/2B/2B+/ZERO1.3/ZERO Wに適用 クリアケースブラケット*1とリボンケーブル*3が付き
純正のRaspberry Pi Camera V2ではありませんが、手ごろな値段であり類似した性能を有しており、アクリル保護ケースも付いているので、カメラモジュールを初めて使う人には向いていると思います。
なお、アクリル保護ケースの組み立ては若干難しいので、組み立て画像を掲載したページを作成しました。
よかったらご覧ください。
Raspberry Pi 4 の設定
カメラモジュールをRaspberry Piで使えるようにする設定です。
GUIとCUIどちらでも設定可能です。
それぞれの設定方法について触れてみます。
GUI(デスクトップ)での設定
※画面の表示は日本語化前のものです。
- Raspberry Pi Configrationを開く
Raspberry Piのアイコン ⇒ Preference ⇒ Raspberry Pi Configration と進みます。 - カメラを有効化する
Raspberry Pi Configuration の[Interfaces]タブをクリックし、Cameraを[Enable]にします。
[Enable]選択後、OKをクリックすると、以下のような表示になります。
ここで行った設定変更は再起動することで有効になるというメッセージです。
このまま再起動して良ければ[YES]をクリックします。
GUIでの設定は以上です。
CUIでの設定
CUIで設定する場合は以下のコマンドでRaspberry Pi の設定ツールを起動します。
1 |
$ sudo raspi-config |
[Interface Options]を選択します。
[Camera]を選択します。
[はい]を選択します。
[了解]を選択します。
以上です。
Raspberry Pi 4 にカメラモジュールを接続
モジュール接続
カメラモジュールをRaspberry Piに接続します。
Raspberry Pi 4 の場合は画像の場所です。
HDMI1とイヤホン出力端子の間にありました。
ケーブルの押さえを緩めてから、カメラモジュールのケーブルを差し込みます。
HDMI1側が金属端子となるように差し込みます。
ケーブル押さえを押し込んで、ケーブルを固定します。
このような状態になりました。
物理的な接続はこれで完成です。
カメラが検知されているか確認
カメラモジュールを物理的に接続したらRaspberry Piの電源を入れます。
そして以下のコマンドでカメラがRaspberry Piで検知できているか確認しましょう。
1 |
$ vcgencmd get_camera |
実行結果が『supported=1 detected=1』であればOKです。問題なくカメラを使用できます。
一方、『supported=1 detected=0』などの表示になった場合には、Raspberry Piでカメラが使用できません。
パッケージのアップグレードやケーブルの接続状態の確認などをしてみたほうがいいと思います。
カメラでスチル画像撮影
Raspberry Pi にカメラモジュールが追加できたらさっそく撮影してみようと思います。
撮影コマンド
1 |
raspistill -o test.jpg |
上記コマンドを実行すると、現在の場所にtest.jpgという画像が出力されます。
カメラから6cmほど離れた場所にボールを置いて撮影してみました。
撮影された画像はこちら。
距離が近すぎたせいかピンボケしています。
画像情報は以下の通りでした。
画像の幅 | 2592px |
画像の高さ | 1944px |
カメラモデル | RP_ov5647 |
絞り値 | f/2.9 |
露出時間 | 1/9秒 |
ISO 速度 | ISO-250 |
焦点距離 | 4mm |
測光方式 | 中央重点測光 |
ホワイトバランス | 自動 |
画像はありませんが、部屋全体が映るように撮影してみました。
当然ながらスマホやデジタル一眼カメラで撮影したものには及びませんが、予想以上に画像はきれいでした!
(というか、レンズについている保護シールを剥がしていないし。。。)
レンズの保護シールを剥がして撮影してみました。
画質は悪くないのですが、色味が青みが強いことが分かりました。
壁紙は白色に近いクリーム色なのですが、画像全体が青くなっています。
設定で変更できるのかな?
タイムラプス (raspistillコマンドのオプション)
raspistillコマンドにはタイムラプスのためのオプションがあります。
1 2 3 |
# tlオプション raspistill -tl [ms] ※ [ms]はミリ秒で指定 |
これを使って撮影すれば簡単にタイムラプスで撮影できます。
3秒ごとに撮影するようにしてみました。
1 |
raspistill -tl 3000 -o img_%04d.jpg |
3秒ごとに撮影できていました。
ミリ秒を指定すれば簡単にタイムラプス撮影できます。
タイムラプス(forコマンド)
果たしてこれをタイムラプス撮影と言えるのかは不明ですが、forコマンドでraspistillをループ処理してみました。
1 |
for ((i=0 ; ++i<6;)) ; do raspistill -o loop$i.jpg ; done |
だいたい5~6秒ごとに撮影できました。
一定時間で撮影というより、撮影処理を繰り返ししているという感じです。
当然ですが、raspistill -tlで撮影したほうがいいですね。
タイムラプス(cron)
処理を時間指定するならばcronのタスクスケジュールと組み合わせて撮影するのがいいでしょう。
画像を撮影するシェルスクリプトを書き、crontab -eでスケジュール設定すれば、指定した時間に撮影できます。
Raspberry Piにカメラモジュールを追加し、画像撮影をする方法を紹介しました。
カメラモジュールを使ってできることを今後も書いていこうと思います。
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