ASUSの無線LANルーター RT-AX56UにはUSBポートでストレージを接続して、sambaプロトコルによるファイル共有ができる機能があります。
簡易NASと呼ばれていたりする機能のことです。
かつて使用していた同じくASUSのRT-AC65UではUSB3.0のポートが1つついていますが、RT-AX56UにはUSB3.0とUSB2.0がそれぞれ1つずつ、合計2つのUSBポートがついています。
これまではUSB3.0ポートに100GBのHDDを接続していましたが、HDDをもう一つ追加しました。
具体的には、USB3.0ポートに接続してい100GBのHDDをUSB2.0ポートに移設し、空いたUSB3.0ポートに新しいHDDを接続しました。
ステップ
既存のHDDをアンマウントする
これまで使用していたHDDをアンマウントし、安全に取り外しできるようにします。
USB2.0ポートに繋ぎかえる
アンマウントした既存のHDDをUSB3.0ポートから外し、USB2.0ポートに接続します。
USB3.0ポートに追加するHDDを接続する
空いたUSB3.0ポートに新しいHDDを接続します。
今回は2.5インチ500GBのHDDを追加しました。
追加したHDDをフォーマットする
新しいHDDはASUS ルーターでフォーマットしないと使用できないので、ルーターにWEBアクセスしてフォーマットします。
フォーマット手順については↓を参照
ディレクトリを作成する
新しいHDDをフォーマットしたら、ディレクトリを作成します。
ディレクトリ作成もASUS ルーターの管理画面から行うことができます。
作成するディレクトリは、既存のHDDのディレクトリと異なる名前になるように設定しましょう。
既存のHDDと追加したHDDで同じディレクトリ名にできるかテストしてみました。
結果:同じディレクトリ名にすることもできましたが、アクセスできるHDDは後に作成したディレクトリになるようです。
ディレクトリ名の変更は画像のように行います。
↓
アクセスする
Winキー + R でファイル名を指定して実行を開き、\\RT-AX56Uと入力し実行します。
既存のHDDと新しいHDDのディレクトリがそれぞれ表示され、使用することができるようになりました。
※アクセス権を変更していない場合、新しく追加したHDDにも既存のHDDのアクセス権が引き継がれました(画像参照)
※USBポートの付け替えをしても既存のHDDはそのまま使用することができました。
あとがき
USBポートを複数備えているルーターはRT-AX56Uが初めてだったので、2つHDDを接続したらどうなるのかちょっと楽しみでしたが、普通に問題なく設定できました。
私の環境では用途に合わせて2つのHDDを使い分けするのが目的でしたが、HDDのアクセス権を設定すれば、ユーザーによって接続できるHDDを分けたり、書き込み/読み込みを設定することができます。
シンプルなNAS機能ですが、必要十分な機能を備えていると思いますし、OpenVPNとの組み合わせでインターネットからのアクセスもできます。
参考になれば幸いです。
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